期待を捨てるということは
期待とは一体なんだろう。
人間関係での期待。
仕事での期待。
恋愛での期待。
日常生活での無意識の期待。
日々生活していると落ち込むことやむかつくこと
悲しいことなどマイナスな感情になることはたくさんあると思う。
それってなんでだろう?と考えたときに
ひとつ、”期待をしたから” という原因があるのではないか。
どういうことかというと、例えば
友達と待ち合わせをしていて、自分は待ち合わせ時間通りに着いたのに
友達から遅れるという連絡が入った。
もしかしたら、このシチュエーションに少しイラっとする人も
いるかもしれない。なんとも思わないならそれはそれでいい(笑)
でもこれは、”友達が時間通りに来る” という ”期待” をしたからである。
(無論、約束は守るべきなのだが今回の話においてそれはおいておこう。)
最初から時間通りに来るなどの期待をしなければ
イラっとすることもない。
極論を言ってしまえば、会えることを期待しなければ
ドタキャンされたとてなんのダメージもない。
プラスもしドタキャンされたときのためにプランBを考えておけば
もっとダメージは少ないだろう。
その友達を信用しないとか、希薄とか冷たい人間とかそういう話ではなく
他人は他人だし勝手に自分で期待値を上げて勝手に落ち込んだり
ムカついたりしても心が健康ではなくなるなと。
どうせ同じ結果が待っているのであれば
期待せず、起こったことに対して”まあこんなもんか”
という精神でいられたほうがよっぽど気が楽だしHealthyだと思った。
上記は簡単な例だがそれ以外にも無意識に
”期待” してしまっていたがゆえにマイナスの感情が湧いてきてしまうのだと思う。
・電車やバスが時間通りに来ない
・コンビニで店員さんが袋が必要か聞いてくれなかった
・恋人が全然気持ちをわかってくれない
・友達の返信が遅い
・上司が良いアドバイスをくれなかった
・部下が思い通りに動いてくれない
(何度も言うが、仕事なんだからそれはやらなきゃダメでしょとかいう話ではない)
日本は特に何事もきっちりやることがあたりまえとされることも多いし
その中でも性格的にきっちりした人はこういった現象に
陥ってしまうことが多いのではないだろうか。
上記の例は簡単な例であり、こんなことでイライラするべきでは
ないのかもしれないが、日々抱くマイナス感情はこの延長線上に
あることが多いのではないかと思う。
先日入会したフィットネスジムのスタッフの対応が
かなり残念な感じだったのだが、これも思い返せば
自分が勝手に作り上げた”期待”があったからかもしれない。
例えばこれが海外で起きたことだったら?
多分なんとも思わないか、こんなもんかで終わったと思う。
つまり海外でのこういったスタッフの対応に期待してないから。
勝手に期待することで自分のメンタルダウンさせてしまうくらいなら
何も期待しない方が精神衛生上、絶対良いのである。
ただ一つ、してもいい期待がある。
それは ”自分自身への期待” である。
将来起業するという自分への期待。
年収1000万稼ぐという自分への期待。
資格試験に合格するという自分への期待。
そしてそれを実現するために努力、勉強をする。
自分自身への期待は、達成後を想像してワクワクするし
自分でコントロールすることによって実現可能である。
簡単にこの考え方を身に付けるのは難しいと思う。
私自身まだまだ、マイナス感情を振り返ってみると
自分が勝手に抱いた期待によるものだったということがまだまだある。
他人に期待して落ち込んだりイライラするより
自分に期待してポジティブな感情を持てる生活を目指していきたいと思う。