4年間の営業生活で得たもの
人材派遣の営業をやってました。と言うと
この仕事の大変さを知っている人なら
「すごいですね、大変だったでしょ」と言ってくれる人が多い。
正社員として働いたのはこの仕事しかないが
本当に大変でストレスフルな仕事だと思う。
今回は私の日本での社会人生活について自己満で書いていく。
嫌だったこと
派遣営業の嫌なところ。
まず売っているものの保証度が低すぎる。
契約が決まっても、派遣スタッフが急にやめると言い出したり。
でも紹介した側の責任があるので何も悪くないのに取引先に
謝らなければいけなかったりする。
何も悪くないとはいえ、見極められなかった責任というのはあるとは思うが、完璧を目指すのは難しい。
一番は派遣スタッフと派遣先企業の間に挟まれることの辛さ。
ここには書ききれないくらいの大変なことがたくさんあった。
HSP(HSE)の私がこんな仕事をよくやったと自分でも思う(笑)
一方で社内的なところでいえば”数字””数字””数字”である。
今月何件契約が決まった。いくらの契約が決まった。
まあ営業なんだからそんなもんなんだろう。
私は何のために仕事をしているの?
数字って自分の所属している会社の存続のため?
入社したての頃は毎日そんなことを思いながら
毎分毎秒やめたい気持ちであふれていた。
色んなストレスで激やせした(笑)
4年間働いていればそんな気持ちが前面に出てくることはなくなったが
仕事を楽しいと思う瞬間は本当に少ししかなかった。
良かったこと
逆にどんな瞬間に楽しいと思うのかと言えば
ありきたりではあるが、お客さんから褒められたり感謝された時だ。
ただ、社内はそんなことを評価してくれることはなかった。
評価につながるのは結局”数字”だ。
とここまでかなりマイナスなことばかり書いてきたが
営業をやって後悔しているわけではない。
むしろ私にとってはなくてはならない4年間だったと思う。
まずは物事を効率的に、計画的に進める力がついたこと。
たくさんの契約を抱えて、それぞれ進捗状態はまったくバラバラだ。
そんなときに自分がいかに仕事をうまく、楽に進められるかを
常に考えながら日々の業務にあたっていた。
これは今後の自分のキャリアや生活に確実に活きてくると思う。
実は元々営業をやるような外交的な性格だったわけでは全くなく
むしろ人見知りだったし、自分でも営業をやるなんてびっくりだった。
実際やってみて、確実に人見知りはなくなった。
初めましての人と話すことなんてなんの抵抗もなくなった。
営業時代は毎日のように初めましてを繰り返し
名刺をくばっていたのだから。
もしかしたらこれが一番営業をやっていてよかったと思えるところかもしれない。
ただ、”営業力”がついたかと言われたら多分そうでもない。
変わらずうまいことを言うのは下手くそだし。
私は多分営業は出来るけど向いてない性格というのが適切な表現だと思う。
意味のありすぎる4年間だった
仕事内容だけでいえば98%嫌なことだったけど
あの仕事をやってよかったと本当に思っている。
もう一度やりたいとは正直1ミリも思わないけど
やらなきゃよかったとも1ミリも思わない。
前の記事に書いた”楽しみで仕方ない仕事”とは程遠かったけど
”会うのが楽しみで仕方ない同僚たち”と一緒に働くことが出来た4年間の営業生活でした。
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