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娘たちの為にゴーゴリ『鼻』のマンガ化を進めてますがスイマセン「教会」のシーンで少しふざけちゃった、、、

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先日の以下の記事にある通り、私はウチの娘たちの為に、世界の古典文学を手作りマンガにして読み聞かせてあげる、、、ということを続けています。

さらにいえば、もともとはロシア文学好きでもある私、

今はゴーゴリの『鼻』をマンガ化する、ということをやっており、

ゆるーいギャグ路線にしていることがウケて娘たちにも好評ですが、

これは子供たちに読み聞かせるものなので、現在のロシア情勢やロシア社会問題を揶揄するようなブラックなギャグは入れないようにしよう、、、というのが基本方針でしたが、スイマセン、、、ロシア教会の中で司祭様に主人公が諭されるシーンで、ちょっとだけ、ロシア正教をいじっちゃった、、、。

「暴力はいけません!」と言ってくる割に、聖闘士星矢のパロディ(あのロシア人ハーフのキャラね)の必殺技を容赦なく繰り出してきて、パワーで主人公にいうことを聞かせる、矛盾した司祭様、、、というギャグキャラですが、

すいません、、、ただのパロディシーンですが、少しだけ、「いじってる」意識はありんす、、、

もともと、学生時代に、ドストエフスキーやトルストイに感動してロシア文学に入った私、とうぜん「ロシア正教会」にもめちゃくちゃ好意的だったのに、ここ数年のロシア正教の偉い人たちの戦争賛美っぷりにドン引きしており、、、その気持ちがちょっとだけ、このイジリに出てしまったところは、あります、ハイ。

ただし、

強調しておきたいのは、

日本のハリストス正教会の皆さんや、ロシア民衆の素朴な正教徒の方々には、私は今でも強い共感を持っているということ、、、そこは政治や国際情勢と切り離しております、という点です。上記の漫画表現がもし気に障る人がいたら、決して深い悪意や宗教差別意識はない、と謝りたい。

ていうか、そもそも私はロシアについて、

本で読んだ限りですが、妙な事情を知りすぎているところがあるので、、、今のロシア正教会のエラい人たちがどういう経歴の人たちかなんとなく知っているから、、、今のロシア正教会ってのがドストエフスキーやトルストイの時代のロシア教会と一緒にしちゃいかんと認識してますし。ロシア文学好きとしては、悲しい話ですがね。

え?どういう事情があるのかって?

うーん、、、では、、、これはまたこれであくまでも「ひとつの立場からのドキュメンタリー」なので真実はわかりませんが、以下のような本をたとえば参考にしていただけると。この本が出たのは最近の戦争よりもずっと前ですが、「ロシア正教の上級聖職者が、プー○ン政権に逆らうことはできない」という予測は、どうやら、大当たり。これ、19世紀ロシア文学好きとしてはほんと、いやな話ですがね、、、。おかしいなあ、、、てっきりロシア正教会ってのは『カラマーゾフの兄弟』の「長老」みたいな、肝の座った超絶スーパー善人がたくさんいる世界なのだと学生の頃は思ってたのに、、、現実め、、、


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