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『薔薇の名前』の探偵役がなぜショーン・コネリーでなければいけないのかが今更わかった

ロック・バークリ・ヒュームのことを勉強したくて『イギリス哲学の基本問題』という本を手に取ったが、むしろ彼ら三巨頭が出てくる前の、中世スコラ哲学へのイギリス人神学者たちの貢献の歴史がめちゃくちゃ面白かった

中世オックスフォードが、キリスト教的なテーマを扱いつつも既に近代科学的な推論を方法論として活用していたこと(つまり「神」とか「不死」とか「悪の存在」とかいったテーマに論理学を使ったアプローチを開始していたこと)。

だから『薔薇の名前』の探偵役であるウィリアムはイギリス出身という設定だったわけだし、

『薔薇の名前』映画版ではそれを「誰が見てもイギリスを想起させる」ショーン・コネリーが演じるべきだったわけか、なるほど!と、今更ながら理解。



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