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今世界で人気の海外アニメ「アメイジングデジタルサーカス」で見つけたオモシロ英語表現4選
※本記事は2023年10月に公開された『アメイジングデジタルサーカス』パイロット版の直後に執筆したものです。キャラクター紹介や考察はパイロット版からのみ解釈したもので、今後本作がシリーズ化されると情報が古くなるだろう旨、ご了承ください
今回は、私が今、イチオシしている海外アニメの紹介と合わせて、私からの「海外アニメを英語で視聴してみませんか?」のお誘いの記事となります。
その前に、まず簡単に自己紹介をしますと、
私は海外のサブカルが好きで、
ビジネス英語でも旅行英語でもなく、海外のゲームやアニメや映画をできるだけ英語そのままで視聴したいという思いから、「英語リスニング能力のみ特化勉強」で長年生きてきた人間です。おかげでTOEICスコアは実は880あるんですが、英語のゲームやアニメをそのまま楽しむというシチュエーション以外の英語能力はまったくダメな人である点はご容赦を。。。
でもまあ、そんな「英語は映像コンテンツのリスニングだけできればいい!」割り切り人間の私にとって、
いま海外で話題の『アメイジングデジタルサーカス』の出会いは暁光でした。
この作品、皆さん、いわゆるネイティブスピードの早口ではあるんですが、全体的にセリフがとてもわかりやすい点と、なにより声優さん達が、とってもクリアなアクセントで喋るので、リスニングしやすいんです。※特にポムニ役のリジー・フリーマンさんのセリフの聞き取りやすさは素晴らしい!!
以下は、そんな私からの、「『アメイジングデジタルサーカス』を英語で見ましょう!」というお誘いの記事となるわけですが、
私が英語で視聴していてオモシロいと思った英語表現、
および、
英語圏の方のレビューやリアクションを見ると「どうも英語圏の人にはこのセリフはめちゃくちゃ面白く聞こえるらしい」という英語表現を、
ピックアップして、四つ、紹介しましょう!
『アメイジングデジタルサーカス』英語版視聴の、入門のきっかけとなれば嬉しいですが、デジタルサーカスファンの方のための「気になるセリフの考察」記事としても読めるように書いてあります。
それでは、始めましょう!
1:ポムニ”Oh GOD! Why can’t I remember my name!”
![](https://assets.st-note.com/img/1700204582329-psYgE5piIS.jpg?width=1200)
これはセリフの内容というよりも、声優さんのアクティングという意味で、笑えるシーン、素晴らしい!この直前の、比較的冷静な、「My name? My name is…ah…ah…」と溜めてからの、目玉がギューんと真っ白になったアニメに被せてのこのセリフ。
アニメの顔表現と声優さんの感情の込め方の流れがぴったり絶妙すぎて、怖いセリフのはずなのに、クスッと笑えてしまいます、、、!
これに限らず、『アメイジングデジタルサーカス』という作品は、
ポムニの顔芸+声優さんの名演が9割なのではwと思えてしまう。私自身、このアニメについては、英語版の声優さん達の巧さにまず惚れ込んだ。
ちなみにこれは小ネタですが、ポムニ役のリジー・フリーマンさんは、『ジョジョの奇妙な冒険』英語版でトリッシュ(第五部のボスの娘)役をやっていた方です。ジョジョの脇役からデジタルサーカスの主役に進んだ人というキャリアを聞いただけでも、私なんぞの世代には好感度高いw
2:ラガダ”I am in so much pain!!”
お次は、デジタルサーカスの皆さんの中では(パイロット版を見た限りでは)珍しいことに「常識人」な振る舞いが多いラガダのセリフ。
これはそのまま暗記したら、使える筈です。いや、使える時がくるとすればそれはそれで怖いですが、海外でトラブルに巻き込まれて、病院に連れてってほしいときに使える、、、かもしれない表現。ケガをした時とか、お腹が急に苦しくなってきた時とかに使う、「ううヤバい、私、すごく痛い!」、、、こんな叫びが必要なほどのトラブルに見舞われないことのほうが大事ではありますが。
面白いのは、これを喋る時のラガダは、ある理由で、強烈なエコーエフェクトがかかった音声で喋るのですが、
そのおかげで、painという英単語の発音が、とてもゆっくりと聴けるのです。かつその時、地味な音ながら、日本人にはなかなか出せない音、
末尾の”n”
のサンプルを得ることができるのです。日本人だとどうしても「ン」と言ってしまうところを、ネイティブの方は、舌を上口蓋につけて、鼻から「ぬ」みたいな音を出しますよね(ただし「う」という母音はつけない、「ぬ」という口内の形を作りつつ、口の先は尖らせずに、nだけの音を出す…nuではなくて、あくまでnだけを出す)。
ここでもラガダは「ぺいん」ではなくて「ぺいnnn」と鼻にかけた音をヌルっと出してますね。真似したくなる発音!
ここに限らず、ラガダの喋り方というのはクリアで、はきはき聴きやすい。英語発音好きならばぜひぜひ、真似したくなる点が色々あります!
3:ケイン”You parasite!”
デジタルサーカスの頼れる(?)リーダー、ケインがバブルに向かって叫ぶ言葉。ケインが持っていたエンゼルケーキを、バブルが横からばくんと食べてしまったからですね。
もちろん、このセリフは、悪口です、こんなことを実際に他人に言ってはいけません!
しかし問題は、「デジタルサーカスは全世代向けのコンテンツだから」と、他人がFワードを使うと即座に消音してしまう謎能力を発揮するケインが、自分はこういうドギツイことをバブルに言うってところです。
どうやらデジタルサーカスの世界では、いわゆる放送コード的NGワードを喋るとケインに封印されますが、こういう、日常でも使われる単語をどぎつく使って他人を罵ることは、OKのようですねw
それと、ケインの、この”You parasite”発言、
英語圏の方のリアクション動画を見てると、ここで大爆笑する人が多いようです。デジタルサーカスのパイロット版エピソード中「屈指の大暴言シーン」として大笑いをとっているようですね。
これは言葉そのものより、ケインの突然の態度豹変からの、このセリフという、流れが面白い、ということかもしれませんが
4:ジャックス”You can’t”
![](https://assets.st-note.com/img/1700204613809-jp2kYGi3ZP.jpg)
最後は、英語表現そのものはフツーですが、
うちの娘たちが気に入り、真似をしてしまっている、我が家でのブーム中のセリフ
ポムニがデジタルサーカスの世界にやってきたばかりの時に、「How do I, you know, leave?」と聞いたのに対して、
なんとかショックを与えないように慎重に言葉を選んでいるラガダを差し置いて、
ジャックスが血も涙もない、たったヒトコト、
“You can’t(できないよ)”
を放って、バッサリ!
ひどい奴だね、ジャックス。。。でもまさに、一度来てしまったらもう出られないのがデジタルサーカスの恐ろしいところ。物語のコンセプト的にも、”You can’t“がいちばん大切な情報なので、ジャックスのこのセリフはすべてを語ってくれているのですが、
いやしかし、そのう、もう少し、、、言い方に、、、手加減というか、、、なんというか、、、
ともあれ、この、誰かがいろいろと言い繕いをしようとしているところに、いきなり横から”you can’t”とバッサリと言ってくる流れは、我が家の中ではちょっとしたブームとなったのでした。使われ方によってはかなりムカつきますけどねーw
ちなみに、ジャックスは、何を隠そう、この私が『アメイジングデジタルサーカス』でもっとも気に入ってしまっているキャラクター。
あり得ないくらいの毒気とドエス性格を持った型破りなお兄さんですが、こんなにひとつひとつのセリフが黒くて笑えるキャラが、見た目はかわいいウサギさんの姿でウロウロしている、そのギャップがたまらなく面白い。私がネット上でのプロフィール顔画像を長年ウサギ顔にしているということからの親近感もある、、、ウサギキャラ仲間?🐇
しかし、このキャラクターの言葉を子供が真似するのは悪影響なので、子供がアメイジングデジタルサーカスを見ている時は「このお兄さんは面白いけど、ぜったいに真似をしちゃいけないよ」と何度も言い聞かせないといけないな、、、まあ、そもそもホントは子供には暗くて怖い筈のアニメなのですけどね、うちの娘は『アンダーテール』や『ポピープレイタイム』のファンだから、もう止めたところで、デジタルサーカスは隠れてでも見ちゃうだろうしね、、
![](https://assets.st-note.com/img/1700204632519-hUMDe6QLRG.jpg?width=1200)
さて、
今回の記事は以上となります。参考になれば幸いです。もし、好評なようであれば、また英語表現にフォーカスした記事をやるかもしれません!長めの記事となりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました!