【夢日記】薔薇の名前?ボルヘス?にでも出てきそうな「図書館の迷宮」に閉じ込められる夢
皆さん、こんにちは。
noteで夢日記をやっているヤシロと申します。
私自身が「夢」をテーマにしていることもあり、好きな作家は、ウンベルト・エーコと、ホルヘ・ルイス・ボルヘスです、、、なんてことを普段から言っていたら、、、まるで、エーコの『薔薇の名前』やボルヘスの『伝奇集』に出てきそうな、「本だらけの迷宮」に閉じ込められる夢を今朝、見てしまいました、、、!
それは、こんな夢でした、、、
私はふと、上も下も右も左も本棚だらけの図書館型大迷宮の中に立っている自分に気づきます。
まもなく、まるでデスゲーム漫画のように、「ようこそ!お前はこの本の迷宮の中を永遠に彷徨うがいい!クカカカカ!」という意地悪な声がスピーカーから聞こえるのですが
「え!無限を読んでいて良い迷宮なの?しかもこの、どうやら歳も取らない、お腹も空かないカラダで?やった!読書好きな僕にとっては、悪夢どころか、天国じゃん!」
と大喜びした私、子供のように大はしゃぎで、その図書館迷宮の中を走り回りました。
まさに、いくらダッシュで走っても、いくら部屋を抜けても抜けても、無限に図書室が広がっていくばかり、、、でもそれが、「閉じ込められた!」という恐怖にはならず、私には「うわあ!これ、私には天国かもしれん!」とますます嬉しくなり、「まだ本棚が続く!うおおお!これだけ走ってもまだまだ本棚が続いていく!」とケラケラと子供のように笑って大興奮。
よし!
そろそろ落ち着いて、さっそく、手近な本棚にある本を読み始めてみよう!
と、片っ端から本を取っては開いたら…
どうやらこの図書館の本、ぜんぶギリシャ語で書かれてるらしいと気づいた…
(※昔からの私のフォロワーさんは覚えていてくれたかもしれませんが、私、大学で『初歩の古代ギリシャ語とラテン語』というコテコテ文系な教養課程を受けたことがあるので、ちょっとだけ古代ギリシャ語を知ってる…それゆえ、夢の中に出てきた本にも、前置詞στοやら冠詞τονやらがいかにもそれらしく配置された、いかにも本物ぽいギリシャ語の文章、でもちんぷんかんぷんなギリシャ語の文章が山ほど出てきた)
これは困った、、、
と思った私ですが、
なぜか、、、しばらく探していると、うまい具合に、ギリシャ語-日本語の辞書と、メモ用のペンと羊皮紙を見つけたので、
むかし大学で習ったギリシャ語を思い出しながら、ウキウキと、コツコツと、翻訳作業を開始しましたとさ、、、という夢。
もしあの悪夢が、デスゲームのような世界観だったとしたら、仕掛けた声の主は戸惑ったことでしょう。
「無限に、しかもギリシャ語の本が出てくる、図書館迷宮に閉じ込めてやったぜ、、、と思ったのに、なぜこいつはこんなに喜んで、しかも夢中になってギリシャ語のオベンキョーまで始めたんだ?!」とね。
いやこれはもう、、、
西洋の古典好き、特に哲学や科学史好きでないと、なかなか伝わらないかもしれない。ギリシャ語の本に囲まれる夢!なんと神々しい!
むしろこんな機会でもなければあの偉大なギリシャ語をがっつり勉強できる時間など作れない!この迷宮に閉じ込められたことをよい機会としてギリシャ語をたーっぷり勉強しよう!ギリシャ語の古典文学を読み漁ろう!
・・・と心がウキウキ燃えてしまうココロというのは、私がちょっと偏った嗜好の人だからかも、ですよね、、、あ、でも、映画『薔薇の名前』とかを見て、「巨大な図書館の迷宮?たしかにちょっと不気味でちょっと怖いけど、少しロマンも感じちゃうな…」とときめいたことがある方なら、もしかしたらなんとなく、私の高揚感、わかってくれる筈!