【夢日記】骸骨の子供たちと哄笑しながら世界をサイクリングしてぐるぐる回る
夢日記、やりますね↓
不思議で鮮烈で、かつ壮大な夢を見ました。
原因は恐らく、
連休中にマジメに『シンドラーのリスト』などを見て打ちのめされてしまったことの影響でしょう。
こんな夢を見ました↓
私がなぜか、少年時代の姿に戻って、
ヨーロッパ風の広大な野原を歩いていると、
チリンチリンと、自転車の鈴の音。
振り返ると、自転車にまたがった子供の骸骨が二体、私の方を見ていました。
その骸骨は灰にまみれていて、焼却場から這い出してきたかのよう。
話しているうちに、彼らがどうやら、
第二次世界大戦で死んだ子供達であり、
生前の名前も記憶もなくしたその姿で
何十年もこの地上をさまよっていると、わかる。
ただし、不思議なことに、
その子たちは人類への恨みもなければ、死んだことへの悲しみもなさそうで、とても快活に、「あなたも私たちと一緒に地球をサイクリングしない?」と明るく誘ってくるのです。
気がつくと、
私もまたいつのまにか、自転車にまたがっており、
二体の骸骨の後から、自転車でついていくと、私の体はごうっと炎に包まれ、すべての皮膚と肉が溶け落ち、私もまた焼けた骸骨の姿になりました。
だが、なるほど、その姿になってしまうと、
生前の記憶がぜんぶキレイに消えてしまい、怖さも悲しみも何も感じなくなり。
ただただ、いくら自転車を漕いでも漕いでも疲れない体になれたことが嬉しくて。キャッキャッと他の骸骨子供達と笑いあっているうちに、とても、楽しい気持ちになってきました。
そうしているうち、気がつくと、
私たちの後ろから、何百体という、
同じような骸骨の子供たちが自転車に乗って合流してきて。
そんな私たちが
さらにものすごいスピードで、
現代の東欧を、中東を、アジアを回ると、
そこでも「比較的新しい」子供骸骨たちが自転車に乗って、現れては、現れては、合流し。
総勢、何万体という物凄い数になった、歴史の様々な戦争で焼かれた子供達の骸骨サイクリング団は、しかし悲壮感はあまりなく、驚き腰を抜かす大人たちをからかいながら、ゲタゲタ笑いながら、
ヨーロッパ、アフリカ、中東、アジア、アメリカと、世界のさまざまな国の景色の中を軽やかに、猛スピードで、サイクリングして回ったのでした。
夢を見ている間は、怖さや悲しさをあまり感じなかったというのは、自分でも、とても不思議な点。
ただし、目が覚めた後には、いろいろと頭を抱えてしまう強烈な印象の残った夢でした。
もっとも目が覚めた後の感想というのは、あまりにも言葉になりにくい複雑なものなので、それは敢えて書かずに済ませましょう。
見た夢の、見たままの報告だけで、今回の夢日記とさせていただきます。