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独りの朝を想え。 目覚めれば見慣れた天井。憂鬱な1日の始まり。この後にやらなければいけないことを考えるだけで、まるで金縛りに遭ったかのように、この体は全く動こうとはしてくれない。寝る起きるを繰り返し、何度目かの目覚めでようやく重い体を起こす。冷たい水で顔を洗い、無理やりにでも自分自身を奮い立たせる。 朝食など取る気力もない。テレビをつけることもない。どうせ陰鬱な気持ちになるだけだ。必要な情報を必要な時に見る。見たくないものはシャットアウトし、見たいものだけをインプットする。