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オリジナル小説とあとがき

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noteで執筆したオリジナル小説(ショートストーリー)と、それぞれのあとがきをまとめました。
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紫陽花

———これは5人の男との出会いを通じて生き方を学んだ女の物語である。  私は普段、鏡を見ない。自己というものを自覚したことがない。いつも他人の顔色を伺って生きてきたように思う。とにかく仲間外れにだけはならないよう、自分を殺し、他人に好かれるようにして生きてきた。  心と身体の成長と合わせて、関係を持つ男性も何人か出来たが、そのうちとても印象深い5人の男との出会いに纏わる話をしたいと思う。  言い忘れていたが、私には他の人にはない少し変わった特技というか特性がある。それは、

思い出話、『紫陽花』のあとがきとか。

 日記のようなものを書いていくと言っていたのに、突然ショートストーリーが公開されて驚いた人もいたかもしれません。何を隠そう、私は過去に創作小説の同人活動をしていました。ちなみに見出しの写真は2011年のものです。多分コミティアの時だと思います。(コミティアは漫画やイラスト作品が多くて小説は厳しかったと言うのが良い思い出。)  うちのサークルは始まりから異色づくめで、キングジムファイルにA4コピー用紙いっぱいに印刷したオリジナル小説集をCD-ROM1枚に纏めて頒布するというも

孤独が蝕む病

独りの朝を想え。 目覚めれば見慣れた天井。憂鬱な1日の始まり。この後にやらなければいけないことを考えるだけで、まるで金縛りに遭ったかのように、この体は全く動こうとはしてくれない。寝る起きるを繰り返し、何度目かの目覚めでようやく重い体を起こす。冷たい水で顔を洗い、無理やりにでも自分自身を奮い立たせる。 朝食など取る気力もない。テレビをつけることもない。どうせ陰鬱な気持ちになるだけだ。必要な情報を必要な時に見る。見たくないものはシャットアウトし、見たいものだけをインプットする。

マシンの考察、『孤独が蝕む病』あとがきとか。

 朝、目が覚めて、突然孤独をテーマに物語を書こうと思いついて、真っ先にnoteに書き綴るという、かなりヤバイ(最高な)休日を過ごしました。  『孤独が蝕む病』でも表現されていた、まるで機械のような人間と聞いてどう思うでしょうか。感情がない、毎日同じことの繰り返しという比喩だったわけですが、とある界隈の人たちにとっては、機械のような応対こそが心地よいと感じることがあるようです。そう、例えば自分の考えの通りに機械を動かす仕事をしているようなプログラマとか、多くの人材を部下に持つ