無花果と生落花生の白和え(いちじくの甘味に生落花生の香ばしさをからめて)お酒にもぴったり
夏が終わると、残りの一年があっという間に過ぎていく。
9月から12月の四ヶ月間は、なんと過ぎるのが早いと思う。そんな、”終わりの始まりの9月”が今年もやってきた。
気が早いと思われるけれど、なんとなく一年のラストスパートの気分になるこの頃は、いろいろ生活の中で見つけてきた要改善点に腰を上げて着手したくなる時期でもあるのです。
例えば、キッチンのパントリーや冷蔵庫を断捨離しようとあれこれ考える。冷蔵庫の中も可視化を図ってクリア素材のトレーに変えたり、パントリーは使いやすく試行錯誤で配置を変えたり。わたしも職業上いろいろな調味料を持っているけど、やはり出番の少ないものというものが出てきてしまう。だけど、出番がないからとして買ったものを放ってしまうのはいろいろな意味で実にもったいない、フードロス目線でもしっかり最後まで使い切りたい。
調味料の世界というのは、実に楽しい。地方に行った時にそこでしか買えないものだったり、海外の調味料を試すのもわくわくする、そしてやっぱり料理の幅も広がる。また、「意外な使い方」が新しいおいしさの発見だったりする。そんな夢が詰まった ”余りがちな調味料” の使い方を今後コラムとして紹介したくただいま絶賛編集中。
さて、夏の終わりはまだまだ桃も、すいかも美味しい、名残を惜しみながら、これから秋だなぁと感じるひと皿も。
なかなかレシピのレパートリーが少ないけれど、生落花生は私のイチオシ食材。旬は今だけだけど、ほんとうに素敵な食材なのでいくつかレシピにして紹介していきたい。
無花果と生落花生の白和え
無花果のあまみに落花生の香ばしいナッティーな風味が絡んで上品な感じ。
ふわーっと口の中に季節の風味が広がります。日本酒にも合いますので、ぜひ。
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Scalesのものがたり料理教室
料理研究家のスケイル(Scales)の料理を、詳しくレシピ解説付きでたっぷり紹介いたします。季節の旬を存分に感じられる身近でありながらちょ…
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