うちのカレー🍛 / どの家にもあるそれぞれの「家カレー」レシピと、酷暑にまつわるエトセトラ
カレーに関する事ではありますが、最初にひとつ言っていいですか。
やっと、、やっと涼しくなってきた。夏、長かった、暑かった。みんな頑張った。。クーラー強めにしたって猛暑の日はキッチンに立つのが辛い、もちろん換気扇では追いつかない。今年のような夏、ほんとうにうちにあってよかったものがひとつあった。ずばり保温調理器、これには結構助けられた。
鍋を火にかけただけで室内温度、湯気で湿度ともに一気に上昇、料理がしんどい日も多々ある、しかしこれは最初だけ火にかけ沸騰したらあとは保温調理器に入れれば放って置くだけでいい。室内温度も上がらない、中ではしっかり煮込んでいるのに、グラグラ湯気も出ない、周りも熱くならない。そして、何より電気もガスも使わない。
そして、決してわたしはメーカーの回し者ではない。
わたしは、夏にほぼ2回洗濯機を回し、朝夕シャワーを浴びる生活をする、だから夏の間は電気代に水道代、ガス代だって跳ね上がる中、節約の一助になってくれる。これを使い出すと、少しでも煮込みが必要な料理にエネルギー資源を使うのは気が引けるくらいの思考になってしまう。まぁ夏に限らずいつも活躍するものなのだけど、そんなわけでして特に夏は助かった。
今日はこれを使ったうちの「家カレー」を紹介したい、もちろん使わなくたって作れますのでご安心を。しつこくメーカーの回し者じゃないけど、やっぱりじっくり煮込むのでとても美味しくなる。災害時にもいろいろ役立つらしい。ちなみに買うなら大きめ(4.3リットル)をおすすめしたい。カレー、多めに作って冷凍しとこ。
私が持っているのがこれ↑、他のメーカーも色々出しているので一通り見るのもいい。
ちなみにこの夏家にあってよかったもの、2位は除湿機。除湿機の水がいっぱいになって停止したとき、(停止音に気が付かなかったとしても)わたしはすぐに気が付く事ができる、部屋の湿度が明らかに上がっていく不快指数ですぐにわかるのだ。もう日本の熱帯雨林気候には必須と言って良い。台風が近づいている時なんかは外に出ると身体にまとわりつくような猛烈な湿気でめまいがしそうだ、いかに除湿器のある家の中が快適なのかわかる。
今は省エネタイプが多いのでこれ自体電気代はそれほどかからないように思うし除湿したほうが室温も下がるので冷房温度設定を低くでき省エネにもなる。日本は湿気が多いのでうちは4月〜10月の間はつけっぱなし。湿気に体力奪われる東洋医学で言うところの「水滞」が生じる水毒体質には大変助かる。
3位は冷蔵庫についてる自動製氷器。台風や豪雨により真夏の停電の恐怖に備えたくさん氷を作っては冷凍庫にストックしていた。保冷剤もいいけど場所取るからね。蕎麦やそうめん、冷やし中華を作るときに、たくさんの氷水で麺をキュッと冷たくシメられるのも大変役立つ。
4位は熱帯夜の頼もしい奴、アイスノン枕。冷たすぎないひんやり感でゆっくりかけて朝まで溶けていく。気になったらリンクは後につけておきます。タオルは挟むけど、この枕の高さと柔らかさも好き。
話はカレーに戻って
ところで日本のカレー、今たいへん世界中で人気なのだそうだ、意外にもインドにも。(そうだ、私がイタリアで暮らしていたとき、イタリア人に作って喜ばれたものがカレーと唐揚げだった。)イギリスは日本のカレーのことを「カツカレー」と言うらしい、カツが上に乗ってなくても「カツカレー」、カツが乗ってたとしてもチキンカツ(謎 。色々訂正してやりたいけど、ある食が海を渡るとその土地で変化を遂げていくものは自然なことで、そこに生じる勘違いが逆に愛おしいじゃないか。それも食文化。20年後、30年後。いや10年後、日本食って世界の国民食になっているんだろうな。
うちのふつうのカレーのレシピ
子供の頃から食べ慣れたニッポンの家カレーはアレンジせず、至ってオーセンティックに作りたい。でも少しの隠し味と肉と野菜の切り方にだけちょっとこだわりがある。とはいえカレーなんてありきたりでレシピに載せるか迷ったけれど、それぞれにある家カレー、「うちのはこんな感じ」というつもりで紹介させていただく。それでも細かい仕様は数年単位で変わったりするので題してうちカレー2024。
ルウはもちろん市販、よって材料はパッケージの作り方にも少し則っているけれど、アレンジ部分は太字で記します。
ルウは今のところとくにこだわりなくて、まだ色々模索中。家カレーらしくて今のところお気に入りは「S&Bのゴールデンカレー中辛」かな。「横浜舶来亭 カレーフレーク こだわりの中辛」も好き。みなさんが好きなのはなんだろう。とくに何の変哲もないつもりでも、「家カレー」はその家の個性が出るもの。
作り方
1、にんにくはみじん切り、野菜はそれぞれ皮をむき、小さめ(2㎝幅)に均一にカットする。
2、保温調理器の鍋(ない場合はふつうの鍋)に米油を入れて火にかけ、温まったら具材を入れて肉に色がつき、野菜の表面に透明感が出るまでシリコンヘラなどでかき混ぜながら炒める(8分程度)
3、2に水を加え中火で煮込む、沸騰したら保温器に鍋を移し4時間程度放置する。(アクは取らなくて良い)
→保温器がない場合はそのまま弱目の中火で40分煮込む。
→わたしは冬場は6時間くらい煮込みます
4、3の鍋を取り出し再び火にかけ、カレールウ、チョコレートを加えて溶けるまでゆっくりかき混ぜる。保温調理器に再び移し20〜30分程度保温で火を入れるとルウの旨みと具材の旨みがしっかりなじむ。時間がない場合はそのままいただいてOK。
→保温調理器がない場合は煮込んだらそのままカレールウ、チョコレートを加え弱火にして10分程度ゆっくりかき混ぜながら煮込む。
ちなみにテフロン加工の鍋を傷つけないよう、木べらよりも、無印なんかで売ってる耐熱シリコンヘラがおすすめ。