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学ぼう

僕は老人ホームで働いている。

ここ最近は書く記事が愚痴っぽいのが多い。
いや、前からそういう傾向はあったんだけども、
ここ最近は特に。

なので今日はいいことを書こう!
と思っていたんだけれども…
帰り際にちょっとまた…

『これは書かずにはいられない。』

ということがあったので、
今日もまた愚痴っぽくなることを
先に述べておきます。
#noteは吐き出し先


以前、職員さんと入居者さんの排便について
話していた。

ご高齢になると、便秘でお困りになる方が多い。
原因としては色々あって。
そもそも食事量が減って便の量が減る、
腸の動きが鈍くなる、
お通じを感じる感覚も衰える、など
言い出したらキリがないんだけれども。

たかが便秘といえども、
放っておくと命に関わったりするので
看護師さんを主体にして排便管理なることを
しなければならない方が多い。



この方はきばることができないから。
この方はお腹の動きが悪いから。
この方は便意を感じにくいから。
個人個人に合わせた管理の方法がある。


いまうちの施設にいる看護師さんは、
3日便秘が続いたら下剤を夕食後に10滴飲む、
という一律管理をやっている。


この管理のおかげで便は出るが、
下剤を飲んだ方が高い確率で便汚染をしてしまって
職員さんの手間が増える。

そしてなによりも、
好きでうんこ漏らしたい人なんているんでしょうか。

この看護師さんの発想では
「命を守らないといけないから
下剤を飲んで出すのは仕方ない」
と言う発想になるらしい。

何度か直接ほかの方法を伝えてみたんだけれども

その時はちょっと考えても、
やはり未だにその方の管理方法は
3日で下剤、となる。







今回冒頭でお話しした職員さんから、

臨時の下剤を飲むとだいたい8時間後に
排便がある方がいて
便秘3日目の夕食に下剤を飲むと、
高確率で深夜に便汚染がある。

その方においては、
4日目の朝に下剤を飲むかどうかを
判断するのはどうか。

そうすれば、
下剤が必要であっても、
手の多い日中に対応ができる。
トイレにも間に合うかもしれない。
漏らすことなく気持ちいい排泄に
つながるかもしれない。

と、看護師さんに伝えてくださった。




看護師さんの答えは、
『4日目で行くなら下剤の量を倍にはしないと。
だって怖いもの。』


顎が地面につくかと思った。
#ガコーーーーーン



ここで終わってしまっては
ただの文句言い野郎になってしまうので
なぜそんな思考になるのか考えてみた。



で、思いついたのが、
この看護師さんは50半ばの方で、
新しい知識を得る事は難しいのかな?
と思ってしまった。

今までやってきた経験以外のことで
判断をすることができない
そして自分の経験のなかからしか
対応策が出てこない。
新しい知識は異物になってしまう。

そらねぎらえませんわε-(´∀`; )

そして、
自分事として考えれない人は弱いなぁ。
自分やったらうんこ漏らしたくないよね?
それがなぜ分からんのか。。。

職員さんがせっかく知恵を出してくれた案件。

本人さんにも職員さんにもいいことしかない。

ここで止めてなるものか。


成功体験を実感できれば、
考え方が変わるきっかけになるかもしれない。

このまま、旧時代の知識で
このAIの時代を乗り切っていこうとする人に、

このままでは
ただの足かせになってるということを
わかってもらわなければ。

あなたはそれでやってきた、
それでいいのかもしれないが、

その指示を実践し、
それで出た排便の介助をするのは職員さん。
恥ずかしい思いをするのは、
本人なんだから。

どれだけ資格を持っていようが、
学ぶ姿勢をなくした時点で歩みは止まる。

あなたが止まるだけならいいかもしれないが、
それに皆を巻き込むな。

進んで行こうとしてるものの歩みを止めるな。

学ぶ気がないなら、
せめて学んでいるものの足を引っ張るな。


どうにか伝えて行こう。





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