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NPO法人代表の日常 地方論

ブレイキンのAMIが金メダルを取った時に昔、水泳を教えた選手が映った。

本人SNSより

トレーナーとして帯同していたことは知っていた。カイロの店を開業し、少し前は国体で競泳東京チームのトレーナーをしていた。こころからおめでとうと言いたい。

昨日、オンラインで加盟団体の説明。現場にいるとどうしても俯瞰してこの地方の問題が見えないのだろう。

早い時期から競技を決め、そのトレーニングを始めれば競技力は上がる。でも将来的にはどうだろう。確かに中学から初めた選手と小学生から始めた選手では差がつき、それで嫌になってしまう選手も多い。しかしそこで成功ケースを作らないと前に進まない。

自分が経験したエビデンスを頑なに信じ、そこから動けない指導者は多い。そこをどう変えるか?

「この地域だから仕方がない。」

でもそれじゃダメなんだ。この地域をスポーツを盛んな地域にしたいのであれば、根本から変わらないと。

健康運動指導士の講習で隣に座られた方が鍼灸師の方だった。ご自分で店を経営され若手を育てている。最近の若い人についての悩みを聞かされた。その方の考え方では「独立開業」を勧めているが、その前に辞めてしまうと。実業団の合宿やプロ野球の球団のケアにも積極的に出すようにしているとも。東京の考え方だと思った。

その少し前、知り合いの鍼灸師のところで働きたいといったスタッフがいた。その条件は独立はダメということだった。人が足りないのでとにかくスタッフが欲しいということだった。

彼自身も本気ではなかったらしく、「元気玉」とかいうまがい物の資格をとっていた。

これが地方と都市部の違いなのかもしれない。都市部では通用しない資格でもここだと通じてしまうことと縄張り争いで考えてしまうこと。

ただでさえ少子化で分母が少なくなっている。地方でも確かなものを広め、共有するべきだ。取り合いをしていたらお互いが傷つき縮小してしまう。

地方だからという考え方を変え、地方でも確かなものを伝えたい。




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