「『はたらく』を生み出し、『はたらく』をデザインする」こと。
株式会社おいかぜの「はたらくデザイン事業部」のウェブサイトをつくりました。2018年11月においかぜのブログ記事で立ち上げを宣言してから約1年半が経ちました。
ボクの個人的な立ち位置や思い入れから始まった「はたらくデザイン事業部」はこの1年半、社名を一緒に考えさせていただくようなお仕事や、お客さんの企業理念やステートメントを考えたりだとか、新規プロジェクトに参画させていただいてそのインナープロモーションのメンバーに加えていただいたり、就業規則やリモートワーク制度を一緒につくったり、いろいろなお仕事をご一緒させていただけるようになりました。
そして何より「はたらくデザイン事業部」が、ボク個人とおいかぜにとって、「だれかのおいかぜになる」というおいかぜのミッションの実現のための、具体的なアプローチになりつつあります。そして「株式会社おいかぜ」と「はたらくデザイン事業部」との関係性の言語化が、一つの着地を迎えつつある気がしています。もちろん大きな流れの中での過程であることは前提として。
「『はたらく』を生み出し、『はたらく』をデザインする」こと、「はたらくデザイン事業部」とは。
詳しくはウェブサイトを見ていただければご理解いただけると思うのですが、改めて「はたらくデザイン事業部」について少しお話ができればと思います。
「はたらくデザイン事業部」とは、一言で説明すると「既成概念の境界線を常に意識しながら、経営者の視座をもって、社内の制度や仕組みを整え、経営者の新しいことへのチャレンジをお手伝いし、『はたらく』を生み出し、『はたらく』をデザインする」こと。
「既成概念の境界線」とは、社員や既存の制度・仕組み、今まで育ててきた事業が「既成概念の内側」にあり、新しいことにチャレンジすることや新規事業は「既成概念の外側」にある、そのラインのこと。経営者が既成概念の外側に関わることに積極的な反面、社員は既成概念の内側に留まるこ傾向が強い。社員は既成概念の外側への関わりが多くなると「制度や仕組みの5レイヤー」を強く意識するが、経営者の多くはこの内側の制度や仕組みを整えることをおざなりにしがち。そのギャップを抱えていると新しいことへの取り組みが鈍くなり、企業の新しい成長は望めない。そのギャップを解消するために「はたらくデザイン事業部」が「既成概念の境界線を常に意識しながら、経営者の視座をもって、社内の制度や仕組みを整え、経営者の新しいことへのチャレンジをお手伝いし、『はたらく』を生み出し、『はたらく』をデザインする」というわけです。「はたらくデザイン事業部」はボクがおいかぜの経営で実践してきたことそのもので、「既成概念の境界線」を行き来することはボクが得意とすることである、というわけなのです。
この多くの人にすぐには理解されないであろう理論、でも「はたらく」全ての人にとって重要な理論を、少しでも多くの人に伝えたくて、今回ウェブサイトを立ち上げたのです。
そして。
この1年半の「はたらくデザイン事業部」としてのいくつものクライアントワークで、ボクは新たな気付きを得たというか、原点に立ち返ることにもなりました。
そう。「はたらくデザイン事業部」はボクがおいかぜで得た知見であるということは、おいかぜ自身にこそ活かす知見なのです。原点回帰というかなんというか。
新型コロナウィルス感染拡大の騒動のある日、リモート会議で営業・広報の近藤さんとディスカッションを重ね、その後心の中のもう一人の自分との対話を経て、つい先日ボクは「はたらくデザイン事業部」を拡張しました。正確に言うと拡張を決意しました。ボクの一人部署ではなくなるのです。営業・広報と経営・管理とバックオフィス(総務・経理・労務)を統合するかたちで、新しく「はたらくデザイン事業部」として組織し直します。
「既成概念の境界線を常に意識しながら、社内の制度や仕組みを整え、新しいことにチャレンジし、『はたらく』を生み出し、『はたらく』をデザインする」部署です。それぞれがやっていることは今までと変わりはないかもしれないけれど、新しい視座と意思を持った、新しい部署です。そして「既成概念の境界線を常に意識しながら、経営者の視座をもって、社内の制度や仕組みを整え、経営者が新しいことにチャレンジすることをお手伝いし、『はたらく』を生み出し、『はたらく』をデザインする」お客さんのための部署でもあるのです。
ボクの知見と経験をみなさまのお手伝いに役立てるだけのフェーズは終わり、部署や会社としての知見と経験を使って「みなさまのおいかぜになる」ことを目指します。
なんとなくこの未来は考えてはいたけれど確信はなく、「事業部」と名付けたことがボクやおいかぜの今と未来を変えていくことに、とても嬉しい気持ちです。1年半前のボクを褒めてあげたい。
「だれかのおいかぜになる」というミッションを実現するための「はたらくをデザインする」というビジョン、このテーゼに辿り着いたことは、必然でありながらもボク一人では決して届かなかった答え。おいかぜのミッションとビジョンの話はまた改めて整理して書き留めるつもりです。
最後に、このサイトづくりをがんばってくれた"やまもっちゃん"ことデザイナー山本容子と"さとしさん"ことエンジニア山本聡に、ここで感謝の気持ちを伝えたいと思います。その他にもボクに勇気と知恵を授けてくださった全ての人に感謝の意を。ありがとうございました!
新しくなった株式会社おいかぜの「はたらくデザイン事業部」をこれからもどうぞよろしくお願い致します。
(参考記事)
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