ニュアンスも伝えて訴求力を高める!『オノマトペ効果』
■『オノマトペ効果』とは?
『オノマトペ効果』とは、無生物の動きや様子といった状態を表す擬態語(きらきら、つるつるなど)、自然界の音や物音を表す擬音語(ザーザー、ごろごろなど)、人間や動物の声を表す擬声語(わんわん、げらげらなど)などの総称を意味しています。
この「オノマトペ」を、プライベートな場面はもとより、ビジネスシーンに用いることで、説明する内容を理解されやすくなって円滑なコミュニケーションを取りやすくなったり、訴求力の高いメッセージを発信しやすくなることで購買意欲を高めるなどの効果が期待できます。
あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、世界各国と比較しても日本ではこの「オノマトペ」語が多く、数千語が使われていると言われています。
◆オノマトペ効果の由来
この「オノマトペ」は、特に子育ての場面で用いられることが多いことから、幼児語として強いイメージがあります。
元々の語源は、古代ギリシア語の「onoma(名前)」と「poiein(作る)」を組み合わせた「onomatopoiia(オノマトポイーア)」が由来となっています。
英語では「onomatopoeia(オノマトペア)」、フランス語では「onomatopee(オノマトペ)」、日本では「オノマトペ」のほかにも「オノマトピア」「オノマトペア」と呼ばれることがあります。
ちなみに、朝日大学保険医療学部の准教授の藤野 良孝 氏が、オノマトペ研究の第一人者として知られています。
◆世界各国と比較しても用いられることが多い日本
日本語におけるオノマトペ表現の豊富さは世界一と言われています。
その理由としては、「日本語は動詞などの語彙が限られていることが一因」と上述の藤野 良孝 氏は推測しています。
例を挙げると、英語では『見る』という動詞は、「see」「look」「watch」など色々な単語を使い分けられますが、日本語では『見る』という一語のみ。
そのため、『見る』という言葉の前に「じろじろ」「ぼんやり」「まじまじ」を加えることで、言語化しづらいニュアンスを分かりやすく伝えるようになったのではないか、とされています。
■オノマトペ効果の活用例
このオノマトペ効果を用いることで、自分の気持ちや状況を効果的に伝えやすくなったり、記憶・印象に残りやすくなるなどのメリットを得ることが期待できます。
◆①訴求力が高まる
スーパーなどの小売店で販売される商品がわかりやすい例として挙げられます。
食品であれば「モチモチ」「サクサク」のような食感をイメージさせるオノマトペを、掃除用品であれば「ピカピカ」「ツルツル」のような清潔感を連想させるオノマトペを用いるというもの。
商品自体にこれらのオノマトペを掲載・表現するパターンもあれば、より強調するためにPOPを用いて訴求するパターンもありますが、どちらも活用することで購買意欲を高めることが期待できます。
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BtoBマーケターより。
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