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マーケターがおさえておきたい心理法則~ザイガニック効果~

こんにちは。BtoBマーケターです。
私はこれまで中小規模のBtoB事業会社に複数在籍し、マーケティング業務に従事してきました。

その実務経験の中で、疑問に思い直面したこと、試行錯誤したことやその解決策、「BtoBマーケティングあるある」を、noteでまとめていきたいと思います。

今回は、【マーケターがおさえておきたい心理法則~ザイガニック効果~】のテーマでまとめます。


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◆ザイガニック効果とは?

ザイガニック効果とは、未完成な情報や一部が隠された情報に注意が向かうという、行動心理学の事象の1つです。「ツァイガルニク効果」とも呼ばれています。

人間には完全な情報を知りたくなる習性があります。
そのため、未完成の足りない情報を埋めて完成させたくなる傾向があります。

この心理を利用して、あえて未完の情報を提供し、受け手に印象を残して続きを知りたくなるようにさせるという手法が日常生活でもよく展開されています。

日常の身近な例として、テレビ番組の途中に流れるコマーシャルが挙げられます。「続きはCMの後!」という演出をよく視たことがあるのではないでしょうか。

この手法がザイガニック効果で、未完の情報を埋めたいという心理が働き、思わず続きを視てしまうということです。

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◆ザイガニック効果の活用例

■社内外のプレゼンテーション

興味を掻き立てるのに効果的なので、例えばプレゼンの休憩に入る前に「この続きは注目です!」という煽りを入れることで、熱量を保ったままで続きを聞いてもらえるようになるかもしれません。

■オフライン・オンライン広告

オフライン広告の場合は、電車内の中吊り広告などが挙げられます。
見出しなどで興味を引きつけて内容を知りたくなるようにして購買につなげるというイメージです。

オンライン広告の場合は、バナー広告などが挙げられます。
煽りのフレーズと「ココをクリック!」を掲載して、もっと知りたいと興味を持ってもらい詳細ページへ流入してもらうというイメージです。

■メールマガジンやダイレクトメール

ビジネスでは、メールやダイレクトメールを数多く受け取ります。
そのため興味のないものは見てもらうことすら難しいので、ここでもザイガニック効果を活かして、文面で伝えたいことのすべてを明らかにせずに概要的な「さわりの情報」を記載しつつ、思わず続きが気になる・目に留まるようなタイトルが重要になります。

「〇〇にお悩みではないでしょうか?」「〇〇の解決は〇〇にあった!」などの投げかけるタイトルなどで興味を引き、内容を見てもらい、その先のWebサイトへの流入や問い合わせにつなげるというイメージです。

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◆最後に

あえて未完の情報を提供することで、興味を引かせるザイガニック効果。
情報を公開しすぎないことで注意を引き、知ってもらう。そして購買意欲を掻き立てるような商品やサービスであればビジネス効果が得られると思います。

注意点としては、未完といっても情報が少なすぎると効果が発揮されませんので、情報のボリュームには工夫が必要です。


BtoBマーケターより。

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