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社会的な自立を拒み「精神的に子どものまま」でいようとする!?『ピーターパン症候群』


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自身の「理想像」と「現実」の間に生じているギャップに不安や不満を抱き、社会的に自立することを拒否し、理想を追い求め続ける『ピーターパン症候群』(青い鳥症候群)。陥る人にみられる6つの傾向、陥ってしまう原因や克服するための方法などについて解説しています。

■『ピーターパン症候群』とは?

社会的な自立を拒んで「精神的に子どものまま」でいる心理状態

『ピーターパン症候群』とは、社会的な自立を拒んで「子どものままでいたい」と思う心理状態を指します。

何かしらの困難へ立ち向かうことを回避しようとする未熟さが、この心理の根底にあるとされています。

『青い鳥症候群』や『チルチルミチル症候群』とも

この心理状態は『青い鳥症候群』や『チルチルミチル症候群』とも呼ばれています。

「青い鳥」=見果てぬ夢・理想を追い求め続けることを意味しており、「大人になりきれない状態」と表現することができます。

「理想と現実とのギャップ」が強く変化を求め続けてしまう

つまり、「理想と現実」の間に生じているギャップに不満を抱いて、「自分にはもっと良い環境がある」と思い、理想を追い求めて環境や付き合う人を変え続ける心理的現象という意味です。

この心理状態になると、自身の理想に近しい環境や人付き合いに巡り合えたとしても、次第にその環境や人付き合いに不満を抱くようになり、また変えることを繰り返す傾向があります。

「現状に満足せず理想を追い求める」のは前向きと言えますが・・・

環境や人付き合いを変え続けても、理想にいつまでも辿り着くことができないと、不全感からやがて無気力になったり、場合によってはうつ病になってしまうリスクがあります。

◆由来・発祥①『ピーターパン症候群』

『ピーターパン症候群』の語源

『ピーターパン症候群(ピーターパンシンドローム、PPS)』とは、アメリカの心理学者であるダン・カイリー博士が1983年に提唱した概念で、由来はJ.M.Barrieの名作『ピーターパン』にあります。

この物語の主人公であるピーターパンは、ネバーランドという架空の場所で成長や大人になることを拒否し、永遠の少年として生きる姿が描かれています。

このピーターパンにちなんで、年齢的には大人であっても、成長や社会的な責任を避けて精神的には子どものままでいる・大人になることを恐れる心理的傾向を象徴するものとして提唱しました。

◆由来・発祥②『青い鳥症候群』

『青い鳥症候群』の語源

また、『青い鳥症候群』は、ベルギーの作家であるモーリス・メーテルリンク 氏の童話『青い鳥』が語源(由来)となっています。

『青い鳥』のあらすじとしては・・・

  • 貧しい木こりの兄妹であるチルチルとミチルは、魔法使いの老婆に頼まれ、病気にかかった老婆の娘を治すために「(幸せの象徴である)青い鳥」を探す旅に出ます。

  • 遠方の国まで旅をしますが「青い鳥」は見つからず、落胆して帰宅すると、家で飼っていたハトの羽が青いことに気づき、老婆にプレゼントすることにしました。

この内容から、「案外、幸せは身近なところにある」ということを教訓として物語っています。

「幸せの青い鳥」を探し求めるように「理想」を追い求める傾向

この童話にちなんで、精神科医の清水 将之 氏が、1983年の著書『青い鳥症候群 偏差値エリートの末路』の中で提唱した概念です。

「案外、幸せは身近なところにある」という教訓から、現状を直視せず「今よりももっと良い仕事があるはず」など、根拠なく理想を追い求める人々を通俗的に『青い鳥症候群』と呼称しました。

■ピーターパン症候群に陥る人の6つの傾向

社会的な自立を拒む心理的状態の6つの特徴

『ピーターパン症候群』(青い鳥症候群)に陥る人には、以下のような傾向が見られます。

  • 現状に不満や不安を抱く・・・転職を繰り返す、資格取得や習い事をする、スケジュールを埋める、正当に評価されていないと感じる。

  • 「今の自分は本当の自分ではない」・・・ニートになる、「こんなはずではない」と感じることが多い。

◆可能性を捨てきれずに転職を繰り返す

「もっと自分に合う仕事・職場があるのでは?」

2024年10月25日に発表された厚生労働省の調査によると、2021年3月に大学を卒業した新卒就職者のうち、3年以内に離職した人は34.9%で、直近15年の中で最も高い数値となりました。

最近では就職した若者の3人に1人以上が3年以内に離職する傾向があるということですが、「就職したが思っていた仕事・職場環境ではなかった」「入社したらいわゆるブラック企業だった」「もっと自分に合う仕事をしたい」など、離職の理由は人それぞれだと思いますが、中には『ピーターパン症候群』に合致する人も見受けられます。

『ピーターパン症候群』に陥ると、理想の自分と現実との間にギャップを感じ、「職種・職場を変えれば好転するかもしれない」と転職を繰り返すことになりますが、どの職場でも満足して留まることなく渡り鳥のように職場を転々とすることになってしまいます。

特に夏季休暇や
年末年始に転職活動を展開しやすい

特に、ボーナスが支給される時期である夏や冬には、休暇があったり転職サイトやエージェント会社のテレビCMが頻繁に流されることもあり、「休暇のタイミングで転職を進めよう」と考えやすくなります。

◆「資格コレクター」や習い事に熱心に取り組む

資格取得や習い事を通じて「自分探し」をする

『ピーターパン症候群』に陥る人の中には、資格取得や習い事に熱心に取り組む人もいます。

例えば、仕事に役立つような英会話などの語学や専門資格や、趣味の延長にあるような習い事に勤しむようになります。

一見すると、向上心によるポジティブなアクションと捉えることができますが、心理的には「今の自分は本当の自分ではない」と思うことが起因しています。

つまり、「自分の可能性を捨てきれずに」資格取得や習い事をしながら「自分探し」をしている、というわけです。

それまでの負荷が無くなった後に疲れが押し寄せる『荷下ろし症候群』

このように、多くの資格を取得しようとしたり習い事をするようになると「手段が目的に」なってしまいます。

仮に目的の資格を取得したり、習い事で何らかのスキルなどを得られて「目標が達成」できたとしても、その後に意欲を失い無気力になったりうつ病を発症する『荷下ろし症候群』に陥りやすくなってしまいます。

※もちろん、純粋に自己研鑽・スキルアップのために資格取得などに取り組む人もいます。

◆「ニート」になってしまう

「そんな仕事は(理想の)自分には合わない」

「ニート」と聞くと、10代や20代の若い世代が中心と考えがちですが、今では40代~50代のニートも増加しています。

仮に働き口があったとしても「そんな仕事は(理想の)自分には合わない」と思い、『ピーターパン症候群』に陥ってしまうというわけです。

◆スケジュールが埋まっていないと不安

疲労や経済的余裕よりも予定が埋まることを優先

ほかにも、スケジュールが埋まっていないと「不安」を過敏に感じてしまうことも、『ピーターパン症候群』に陥る人の傾向の一つです。

「満たされること」を追い求め続ける結果として、何もしていない時間があると不安を感じてしまう、というわけです。

◆正当に評価されていないと感じる

「自分は正当に評価されていない」

『ピーターパン症候群』に陥る人は、職場の上司や周囲の同僚などから「正当に評価されていない」と感じやすくなります。

「正当な評価をされていない」ことに怒りや不安を抱き、それを周囲の環境が原因だと考え、頑張ることを諦めるようになってしまいます。

そして、困難な状況に遭遇したり葛藤が生じると、早々に諦めて環境を変えようとするのです。

◆「こんなはずではない」と思うことが多い

理想の人生と現実との乖離

また、自身の人生を振り返って「こんなはずではなかったのに」と思いやすくなるのも、『ピーターパン症候群』に陥る人の特徴です。

自身の理想の人生が、現状から大きくかけ離れていると感じやすくなります。


この続きでは、『ピーターパン症候群』に陥ってしまう原因と、
克服するための方法など
について解説しています。

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