マーケティングとの違いからみる『PR』とは!?
■「マーケティングとPRの違い」
「マーケティングとPRの違い」を改めて聞かれると、答えに窮してしまうこともあるのではないでしょうか?
このマーケティングとPRは『役割』の点で大きな違いがあります。
◆マーケティングとは?
マーケティングは、その企業の経営理念や方針によって定義が異なるため活動範囲も違いますが、「商品やサービスが『売れる仕組み』を構築すること」、もしくは「売上を増加させ、利益増大に貢献すること」と定義することができます。
『マーケティング』のイメージ
◆PRとは?
一方、パブリックリレーションズ(Public Relations:公衆との関わり)の略語であるPRとは、「関係性の構築・維持のマネジメント」を意味しています。
企業や行政組織といった社会組織がステークホルダー(利害関係者)と双方向のコミュニケーションを行い、組織内に得られた情報をフィードバックして自己修正を図りつつ、良い関係を構築し継続していくマネジメントと定義されています(※)。
『PR』のイメージ
※マーケティング、PRの詳細については、こちらの記事をご覧ください。
■マーケティングとPRの違いは『役割』
『マーケティング』は、売上を上げるために、特定のターゲットに取り扱う商品やサービスを販売することが役割であることに対して、『PR』は、(もちろん企業活動なので売上を上げることが最終目標になりますが)ステークホルダー(利害関係者)が存在する『社会』と双方向のコミュニケーションをとり、自社や取り扱い商品やサービスの自己修正をしつつ、コミュニケーションをとる『社会に変化を与える』ことが役割となります。
●マーケティング=対象:見込み客、役割:取り扱う商品やサービスを販売する。
●PR=対象:ステークホルダー(利害関係者)が存在する『社会』、役割:自己修正しつつ社会に変化を与える。
■『PR』の歴史の変遷
◆PRのはじまり
諸説ありますが、PRの発祥は19世紀のアメリカと言われています。
「Public Relations」という言葉を最初に使ったのは、アメリカ独立宣言の起草者の一人として知られている、第3代アメリカ合衆国大統領のトーマス・ジェファーソンだと言われています。
1807年の選挙活動で「Public」「Relations」という言葉を組み合わせて用いたとされています。
とはいえこの時点での『PR』は、上述の通り本来のPRの「双方向」のコミュニケーションではなく、権力者から民衆への「一方通行」であったようです。
その後、「NYタイムズ」といった新聞メディア、そして『PR誌』の普及により、PRは活発化していくことになります。
◆PR普及の一役を買ったのは『PR誌』
企業や行政組織といった社会組織や団体などが、ステークホルダーを含む社会との関係を作るために発行し情報を発信するのが『PR誌』。
有名なPR誌として有名なのが『ミシュランガイド』と『ギネスブック』です。
この続きに関しては、こちらのページをご覧ください!
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BtoBマーケターより。
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