できるマインドセット
「テストの点数がよくない!」
「宿題をしない!」
「片付けができない!」
「約束が守れない!」
などなど、子どものできていないところにばかり焦点を当てると、子どもは「自分はできない」というマインドセット(心構え)になってしまう。
そして、できることを期待されていると思い、本番で焦ってしまい、失敗。。。外から言われるだけでなく、自分でも「私・僕はできない」というマインドセットになってしまう。
親は子どもを気にするのは当然だ。そして毎日見ている。この繰り返し繰り返しというのが恐ろしい。
話は変わるが、座った姿勢は楽なように見えて、ずっと座っていると疲れてくる。しかし、ずっと座っていても疲れない座り方がある。その座り方に関しては、これらの本を読んでもらいたい。
『息の発見』では、禅僧である玄侑宗久さんの座禅をし続けていても疲れにくい座り方が書かれている。
『筋力を超えた張力で動く!』では、パントマイマーだからこそ気づいた動作の意識の使い方から座り方のヒントが得られる。
例えば、より良い握手の仕方をお伝えしようと言って、伝えた場合、1度聞いただけでも、それはある程度記憶に残って、次回握手をするときの参考になりそうだ。そしてその方法になんらかの良さを感じたなら、その次も記憶に残っているだろう。
しかし、より良い座り方を伝えても、数回はその座り方を意識するかもしれないが、そのうちきっと忘れてしまう。
なぜだろう?
おそらくそれは、握手は日常それほどしないが、座ることは日常茶飯事のことで、随分とその座り方に慣れてしまっているからだろう。だから1度聞いたぐらいで、座り方を変えることは難しい。
繰り返し繰り返しというのが癖になってしまい、先程のマインドセットと同様に変えることが難しくなってしまう。
子どもは、家の外ではいろんな挑戦をしている。挑戦はむしろ上手くいかないことの方が多い。せめて、家ではできることを見るようにしたい。