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【突発性低髄液圧症候群】[7]リハビリ vol.2 〜 2つの壁 〜 詳細編

こんにちは、こるりです。

こちらの記事はリハビリvol.2の詳細Verです。
長文になってしまったので、お時間がある時にでもお付き合いいただければ嬉しいです。

ご参考までに、リハビリのゴールと目標はこちらです。また、本記事に対応するリハビリ成果のサマリはこちらです。

記事自体の位置付けは治療の流れで触れました 「 [7] リハビリ」になります。
自己紹介はこちらをご覧ください。

リハビリ2週目の成果

状態の変化 2023/6/12-6/18

スタート前回のエンドを転記):
自宅での座位は2〜4時間程度。外出で1H弱連続で座っていられた。

ゆっくり体を丁寧に使って、30分以上歩けるようになった。(3000歩以上)が、疲れのためか、残りの時間は横になっていることが多い。

料理をしたところ首の付け根に負担がかかったらしく、ピリピリした頭痛と歯茎が腫れた。まだ少し早かったみたい。(家族に止められる)

眠りが深くなった。

エンド
自宅での座位は最長で7時間ほど。朝起きてから昼過ぎまで起きて活動できる日が4日間ほど。

ゆっくり体を丁寧に使って歩くことを継続。連続して30分強歩くと頭と首が辛くなり、限界がくる。(引っ張られる頭痛と首が支えていられなくなる)
休みをはさむと、合計5000歩強歩くことができた。
しかし、週の後半になると疲労感が強くなり、活動量が減った。

家事を少しずつ旦那から巻き取り始める。
中でも料理は、
 ・重いフライパンや鍋を持たない
 ・包丁を使うときに正しい姿勢の体を斜めにするのはやめて、正面を向いて切る
を心がけたら一食分作ることができた。
できることが増えている。

睡眠は、中途覚醒が減った。
また、日中は水分補給を忘れがちになっている…。

ケーキ2種
大好きな近所の焼き菓子屋さんのケーキ。赤いのは北海道のルバーブを使ったケーキ。甘酸っぱくて初夏の味でした!手前のは試作品で、いまいちな出来だったそうでお安く分けてもらいました。こちらも美味。

Y(やったこと) ※先週の内容との差分

座位立位:
シャワーと身支度が休みを入れずに続けてできるようになった。
洗濯(干すものは小分けにして持つ)、縫い物、料理、服飾小物の整理
カフェでコーヒーを楽しんだり、スイーツを楽しんだり。(30分〜1時間弱)
オンラインでのおしゃべりを楽しむことができた。(30分〜1時間弱)
ピアノを弾けた。

歩き:
近所の公園のトレーニングコースを歩く
川沿いの道の散歩をする
少し遠回りのルートを選んで歩く

整体:
腰の施術 1回
ミルキングアクション(ゆっくり)20分 × 4回
運動を入れ始めた
 ・片足立ち 4−5回/日  ※上げた方の足を色々動かしながら
 ・自転 左右とも3回
 ・片手を杖のような長いもの(ビニール傘とか)を持って地面に突き立てて、その周りを回る  左右とも 3回


近所の焼き菓子屋さんの念願のイートイン。ガレットはカリッとしてもちもちで塩気が後を引く美味しさでした。

W(わかったこと)

二つの壁
「歩き30分の壁」と、「午後の壁」があることがわかりました。まだ1日中自由に活動することは難しい状態だということですね。とはいえ、できることが増えてきているので、自分の体の声を聞きながらトライしようと思っています。

ちなみに、「歩き30分の壁」は、30分くらい歩くと骨盤が動いてくるそうで、まだ自分の体は骨盤が動くことに対応できていないそうです。トライしていけば徐々に慣れてくると思うので、前進あるのみ。

「午後の壁」は、朝は頭側に髄液が比較的多いが、午後になると髄液が頭から脊髄に流れて減少するため、が理由のようです。(篠永先生の「脳脊髄液減少症を知っていますか」の著書にありました)
これは慣れることと、髄液を増やす取り組みですね。特に水分補給に気をつけようと思いました。

身体についての学び
色々と体のことを勉強して少しずつ取り入れていくと、体が楽になったと感じる時間が増えてきました。

キーワードは主治医の先生がおっしゃっていた「リラックス」。

整体の先生からは、「片鼻呼吸をするといい」と教わり、実践すると頭がクリアになって体が軽くなる気がしました。(髄液の循環も良くなるそうです。)

また、むかーし購入して途中で積読になっていた本、『ピアニストなら誰でも知っておきたい「からだ」のこと』を再読すると、骨格から筋肉、呼吸のことまで図付きで載っていて、すごくためになりました。(マニアックな情報、好物のようです)

特に、身体の動きを支配している脳内の身体のイメージに、外の世界の情報を反映させることが重要で、積極的に身体に働きかける必要があるという「ボディ・マップ(脳内の身体のイメージ)」と「ボディ・マッピング(脳内の身体のイメージに情報をマッピングする)」の考え方にハッとしました。
中でも、歩くときに少し楽になったのは股関節の考え方です。

股関節
股関節は身体の頭から足までのちょうど真ん中に位置します。(もしもウエストが身体の中心だと思っているなら、あなたのボディ・マップを修正する必要があります)。
(中略)
股関節は多くの人がイメージしているよりも低いところにあります。

ピアニストなら誰でも知っておきたい「からだ」のこと トーマス・マーク他 春秋社 2012年

「股関節は体を折った半分のところにあって、足を動かすのは大腿骨が差し込まれたソケットから」と意識すると、もともと動きがニートしている左足がちゃんと動く気がして、右の腰の負担が楽になっている、と感じています。

あとは、第一頚椎の位置が上顎のラインとか、背骨は前面の方に軸があるとか、学びが盛りだくさんでした!

意識してもすぐ忘れちゃいますが、気づいたら意識する、を地道に繰り返して習慣になればいいなと思っています。(尊敬する踊りの先生がおっしゃってました。「地道な努力が一番効果がある。気づいたら意識するを繰り返すことだ」、と。)

他にも整体の先生から薦めていただいた本もすごくて。そちらは機会があったらご紹介したいと思います。

近所の体育館に併設されているカフェで一休み。しばらく来ないうちにメニューが一新されてました。底にはコーンフレークが敷いてあって、色々な食感が楽しめました。

T(次やること)

身体の学びの実践
整体で学んだ 片足立ちと回る運動を毎日やること
身体と相談しつつできるだけ歩くこと
今週学んだボディ・マッピングを実践すること
水分補給を忘れずにする(仕組み作ろうかな)
疲労感の対策をトライする

楽しくできることをどんどんやること
noteの記事を増やしていく(書きたいことがたくさん)
少し断捨離してスッキリしたい
食べたいものを作って食べる!

疲労回復
疲労感が抜けにくくなってきたので、回復の手立てを調べて試すこと
→入浴にチャレンジ、片鼻呼吸、タンパク質やビタミンを含む食材を摂る、コエンザイムQ10?

まとめ

リハビリ2週目は順調に進んだと思います。

身体に真剣に向き合って可能性を引き出すことが結構楽しくなってきました。今までは脳のことばっかり信用して身体を酷使することをしてきたんだな。これからは身体の方をもっと信用しよう!と考えが変わりました。

ここまで書いていて思い出したのですが、以前読んだ内澤旬子さんの「身体のいいなり」って、いいタイトルですね。
また、吉本ばななさんの「アムリタ」に「自分の体から声をだしている奴以外の奴は、どんなにもっともらしいこといっても、わかってくれても信じちゃだめだよ…。」も頭に浮かびました。

体って大事。生きる土台。
「身体に正直な人になろう」これも目標の一つにしよう!

みなさまの気づきってどんなことがありましたか?
よければシェアしてくださいね。

先週よりもさらに細かい内容になってしまいました…。
最後までお付き合いいただけてたら、それだけで、もうもう、うれしいです。来週はもっとコンパクトにしたいなあ。
ではでは、また来週〜

穏やかな1日をお過ごしください。


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