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【英語】overengineer

今日ご紹介するビジネス英語は、"overengineer" という動詞。発音は、「オーヴァー・エンジニア」

日本語に訳すと、「過剰な機能を持たせる」「オーバースペックにする」という意味になる。

この単語を分解してみると分かりやすい。つまり、この "overengineer" という単語は、"over" という接頭辞と "engineer" という動詞からなる。"over"  は 「過度に」や「過剰に」という意味で、"engineer" は、エンジニアという響きからもお分かりのように、「設計する」という意味だ。この二つを組み合わせることで、「過剰に設計する」という意味になるのだ。

典型的な場面は、製品やシステムの設計の場面において、必要以上の複雑な設計をするときだ。そのほか、設計の場面にかかわらず、何か簡単に済ませることができることを、わざわざ複雑にする、という意味で使い、広い文脈で色々と応用が利く。そういう場合は、「大げさにする」「やり過ぎる」といった訳がぴったりくる。

例文を見てみよう。

"The team decided to overengineer the software, adding features that most users would never need."
(チームはソフトウェアを過剰に設計することを決定し、ほとんどのユーザーが必要としない機能を追加しました。)

"There's no need to overengineer the presentation; a simple and clear message will be more effective."
(プレゼンテーションを大げさにする必要はありません。シンプルで明確なメッセージの方が効果的です。)

システム開発などの分野などでは言うに及ばず、ビジネスにおいては、あらゆる場面において、効率的でシンプルな設計が重要だ。過剰な機能や複雑なプロセスを追加してしまうと、コストや所要時間が増大し、ビジネスチャンスを逃す結果につながりかねない。

そのため、必要以上に何かを複雑にする傾向が見られた場合には、すかさず、"Don't overengineer it!" などとコメントするとよい。弊社の会議では、そういうツッコミが入ることが、とても多い。そういう場面に遭遇したら、是非使ってみていただきたい。

ご参考になれば幸いです!

意味は少し異なりますが、無駄なことをすることを諫める文脈で使う便利なフレーズ "reinvent the wheel" についても、以下の記事でおさらいしましょう!

私の英語系の記事へは、以下のリンク集からどうぞ。

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