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【英語】to the effect that...

今日ご紹介するビジネス英語は、"to the effect that..." というフレーズ。

このフレーズは、日本語で「〜という趣旨の」「〜という内容の」という意味になる。文書や発言の趣旨やポイントを要約して伝える場面で使われる。

例文を見てみよう。

"During the meeting, the CEO made a statement to the effect that the company will be expanding its operations in Asia."
(会議中、CEOは会社がアジアでの事業を拡大するという趣旨の発言をしました。)

"We received a memo to the effect that the project deadline has been extended by two weeks."
(プロジェクトの締め切りが2週間延長されたという趣旨のメモを受け取りました。)

"The contract includes a clause to the effect that either party can terminate the agreement with a 30-day notice."
(契約書には、いずれの当事者も30日間の通知で契約を終了できるという趣旨の条項が含まれています。)

以上の例文のとおり、"to" の直前に示した発言、文書、契約条項などの中身を、"that" 以下に簡単にまとめるという構成になっている。このフレーズを使うことで、長い文書や発言の主要なポイントを簡潔に伝えることができる。

このフレーズは、ビジネス英会話において使い勝手が良く、私は多用している。

「誰かがこう言っていた」とか「こういう内容の契約文言がある」などの説明をしたいとき、上記の例文のように、とりあえず、「誰それが、ある発言をした」「ここに、ある契約文言がある」とだけ、まず述べる。

そこで、一息入れて、"to the effect that…" というフレーズを挟み、その後に、その発言や条項の具体的な内容をシンプルにまとめて述べればよいのである。

こうすることで、複数の参加者がしゃべりまくる国際会議の場において、まずは発言や契約文言があるという事実をシンプルに述べてアテンションを集め、その後に、その具体的内容について、"to the effect that…" の後に続けてゆっくり述べることができる

これにより、頭の中で英作文をするための、数秒間の時間稼ぎができるのだ。

たった数秒間のではあるが、切った張ったの議論が交わされる国際会議では、非ネイティブが言いたいことを言い切るための助けになり、ばかにならないのだ。

このように、内容をいわば「後送り」して英作文の時間稼ぎができるフレーズには、過去にご紹介した "in the sense that…" とか、"in a situation where…" などもある。ぜひ、使ってみていただきたい。

ご参考になれば幸いです!

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