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レズ風俗という救いのかたち

おはにちばん。漣です。
新しく処方されたデュロキセチンの効果はどこへやら、意識も体調も底に近いですが、セクシュアリティ云々について書いていきます。本文はである調になります。

去年の10月と今年の3月の計2回、レズ風俗を利用した。
それぞれ復職と部署異動という不安・絶望のタイミング。どちらも同じお店の同じキャストの方に立ち会っていただき、感謝しかない。
改めて記しておくが、私のセクシュアリティはフィクトセクシュアル、二次元相手のみに性的感情を抱き、三次元に関しては全くのアセクシュアルである。
それでもなぜレズ風俗を利用したかといえば、単純に私がスキンシップが大好きだから。けれど、このセクシュアリティである以上、他者と恋人関係になることはない。そして、一般的にスキンシップというのは親愛・恋愛感情に基づいて行われるものだから、素性を知っている身近な人間からされるのは抵抗がある。そのため、誰かとスキンシップをしたい、女性相手であれば身体的な危機がない、見知らぬ人であれば互いに深入りした感情を持たずに済む等々、とにかくレズ風俗は私のような人間にうってつけの存在である。

邪な感情はなく、しかしその場限りの親愛をもって手を繋ぎ、抱きしめて、キスをするというのは、とても素敵な経験だった。心のなかの「存在しない」ものだけを追いかけ続け、邪魔で仕方がない私の身体を、他者に大事にしてもらうのは気恥ずかしく、そして嬉しい。いつもありがとうございます。

三次元で恋人を持てる人たちは、私が握りしめたこの5万円をなしに、いつでもどこでもスキンシップができるのだと思うと、ひどく悔しいような、むしろあまりにも遠い世界のようでほとんど諦めるような感情になる。けど、仮に、二次元の恋人と触れ合えたとて、お金を払ってそばにいてもらっているお姉さん相手にも全力では甘えられないような人間が、本気で愛するひとに甘えられるとも思えない。結局、スキンシップができる人たちにはその才能があって、私はそこから違うだけなんじゃないかとも思う。

最後の利用から早5か月。そろそろお姉さんの腕の中に納まりたい。次に利用したら、お姉さんに使った額はめでたく10万円を突破する。


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