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【山門文治式】ホントに捗るライティング術・前半

相方(三連休)がこんな記事を書いていた。

これに呼応するかたちで、山門文治式の捗るライティング術というものを公開する。
ぼくらコンビは、「売れる」を三連休が、「書ける」を山門文治が担当する形で分業を行っている。それぞれの専門分野をもち、互いの強みをかけ合わせていくのである。
餅は餅屋という言葉があるが、そのとおりだと思う。ぼくの親戚は長野市内で餅屋を営んでいるので、その関係で毎年餅屋の餅がうちに届く。それがぼくにとってあたりまえの味だったものだから、先日、サ◯ウの切り餅を食べてびっくりした。餅屋の餅が美味いというのは本当だ。これほどまでに違うものらしい。だから、ぼくがサ◯ウの切り餅のようなマーケティング知識をひけらかすよりも、餅は餅屋でちゃんとイチから。

もう一度確認しておこう。本マガジンのコンセプトは、noteで家賃を稼ぐこと。

noteをつかって、家賃を稼ぐとなれば、やはりライティング術。
そこで、山門文治がつかっているホントに捗るライティング術を公開する。
めっちゃ捗るライティング術を公開するのだが、これだけ学んでも家賃が稼げるようになるわけではない点には注意されたい。道のりは険しい。しかし、その険しい道のりを乗り越えた先に、ワンランク上の暮らしが待っているのである。
と、ここまで煽ってしまうとかなりの上級者向けの内容を予見させてしまうが、安心してほしい。
かなりのライティング初心者まで迎えにいくつもりだ。
そのため、最初のうちは上級者が退屈しちゃう内容になってしまうかもしれない。だけど、基礎の確認こそ上達には欠かせないはずだ。かなり初心者の入門的な話から、段階的に現職のライターや作家にとっても目からウロコな情報を公開も考えている。





さて、山門文治のホントに捗るライティング術について公開する。
ただ、PREP法や起承転結みたいな文章構成術みたいなものだけ載せてもあまりおもしろくないので、ぼくが書くうえでこだわっていることを5つにまとめた。
この5つのこだわりを紹介しながら、ライティング術について触れる。
書く上での5つのこだわりを理解することで、ライティング術が体得できるだろう。
理解できるように構成している。


1.書く環境にこだわる

書く環境にこだわる。
たとえば、ぼくは今、埼玉県飯能市にある宮沢湖のほとりのスターバックスで書いている。
じぶんが書く環境にこだわることは、なにかを考え出したり生み出したりするうえで、必要なことである。気分が乗らないときには、散歩してみる。緑が多くて景色がいいと気分も踊る。それから、天井が高い空間にいた方が、人間はクリエイティブになるそうだ。移動も大切だ。近所のスタバでは、移動時間が短すぎる。移動中やトイレなどで、思わぬアイディアがふってくる経験は誰しもあるだろう。これは、脳科学的にかなり理にかなっている。セレンディピティというやつだ。
別に、あなたも真似して湖沿いで書けばいいと言いたいわけではない。あなたにとって、書くために最適な環境というのがあるはずなので、そういう場所を探すきっかけにしてほしい。

2.書く道具にこだわる

この節では、山門文治がじっさいにライティングする時に使っているツールを紹介する。
ぼくにとって、「書く」行為はほとんどタイピングで行う。
それから、メモアプリについても言及したい。

書く道具にはこだわる。
たとえば、ぼくは今、HHKBというキーボードをつかってタイピングしてる。このキーボードのよさはなんといっても、無骨なデザインと使用感だ。
HHKBでタイピングするといつもよりもいい文章になる気がする。値は張るけど、その価値は十分にあるだろう。
一流の道具をつかっているんだという感覚が創作意欲それ自体を掻き立てる。


Google Keep(無料)

ぼくはこれまでメモアプリ難民だった。さまざまなメモアプリをいったりきたり。
Evernoteをつかったり、Notionをつかったり、Onenoteをつかったりと、転勤族のように引っ越しを繰り返した。しかし、Google Keepをつかってみて、やっと探し求めていた理想的なツールに出会えた。
Keepのよさは、リアルに付箋をぺたぺた貼っているような使用感だ。
街を歩いたり、電車に乗ったり、YouTubeやTwitterみたり、コンビニやスーパーなど、ふだんからぼくたちの周囲には、広告が浮遊している。なぜかこころに引っかかる表現があるが、これを見つけ次第Google Keepに保存する。片っ端から保存する。この「片っ端感」がたまらない。
以下のスクショが実際のぼくのKeepだ。電子書籍を読んでいて、気になった箇所をコピペしたり、気になる言葉やあまりよく知らなかった言葉などひたすらストックしている。

Workflow(月額制)

文章を書くうえでアウトライン(見出し)をつくるのはとても重要だと思う。
くわしくは『ライティングの哲学』を読んでもらいたいが、見出しがあることで、構成を考える段階と執筆の段階と清書の段階とじぶんの記事制作の工程を区分けすることができる。
いきなりバーっと書き始めると、(特に長文になればなるほど)「あれ、最初に書こうと思ってたのとちがう」みたいなことになってしまう。そんな執筆に伴う迷子に対するガイダンスとなるのが、アウトラインなのである。
また、このアプリは階層化できる点が最大の魅力である。
実際の使用感について、Workflowのスクショを貼ります。
※もっと紙幅を割いて説明したいので、今後階層化にかんする記事を公開します。フォローしてお楽しみに。

3.書く時間にこだわる

深夜の方が人は想像的になる。
これはぼくの仮説なのだが、人間は死ぬのが怖いから想像力が発達したのではないかと思う。
想像力とはすなわち、現実逃避だ。
死について考えてしまう真夜中こそ執筆との相性がいいとぼくは思う。(けど、村上春樹は夜更かししないというから、案外あてにならないのかもしれない。)
このように、じぶんにとって文章を書くうえでのエンペラータイム(『HUNTER×HUNTER』に登場するクラピカという人物に発現する能力で、このエンペラータイム中にやることは、すべて上手くいってしまう)みたいな時間があるはずだ。
エンペラータイムがあなたの生活の中で何時ころに出現するだろうか。
筆が進む時間というか、筆を進めたくなる時間というか。
こういう時間をみつけて、じぶんの創作意欲を膨らませてほしい。

4.書く姿勢にこだわる

「書く」という体験は、文芸的なじぶんの個性を出したくなるが、最初のうちは、じぶんの個性は殺してしまったほうが上達すると思う。
こだわりがあなたの中にでーんとあるのではなく、いい文章に触れて、いい文章の書き手の書き方を盗んでいく。どんどんこだわりを捨てて残ったものがこだわり。
上達するのが早い人はじぶんの厄介な主観を捨てられる人である。
厄介な主観はほうっておくとそのうち「やらない理由」をつくりだす。

5.書く内容にこだわる

これまでライティング術と言いながら、内容についてまったく触れていない。いわゆるガワの部分だけを紹介した。
さていよいよ、本丸のライティング術だ。

・構成
・PREP法
・添削は生成AIその効果的使い方

こんな感じの内容を紹介する。
これは、次回の木曜日(4月25日)に投稿予定となっている。

次回予告

前半はこんな感じで、「書く」というより「書くための準備」みたいな話に終始した。
次回は、いよいよ内容についての確認だ。
お楽しみに。

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