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12月25日(2004年) 三冠が夢でなく忘年会で語られたのではないか
2004年12月25日(土)、浦和レッズは国立競技場でジュビロ磐田と第84回天皇杯全日本サッカー選手権準決勝を行い、1-2で敗れた。拮抗した展開から、71分に田中達也が先制したが、すぐに磐田の藤田俊哉に同点ゴールを決められ、83分に中山雅史が勝ち越し。そのまま試合を終えた。
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この年は、ヤマザキナビスコカップ決勝はPK戦で敗れ準優勝。リーグ戦は2ndステージで優勝したものの、チャンピオンシップは2試合で1-1の末にPK戦でJリーグチャンピオンを逃した。最後の大会、天皇杯こそと臨み、アビスパ福岡、湘南ベルマーレ、FC東京を下してベスト4に進んだが、ここで力尽きた。
ナビスコ杯準優勝、Jリーグ2位、天皇杯4強。主要タイトルは獲れなかったが、すべての大会で優勝またはそれに次ぐ争いができたのは、レッズ誕生以来初めてだった。
田中マルクス闘莉王、三都主アレサンドロ、酒井友之ら、この年に加入した大物移籍選手とうまくコミュニケーションを取り、チームをうまく回したギド・ブッフバルト監督のマネジメント力が素晴らしかったと言える。
同時に「来季は絶対に優勝!」という期待が、夢でなく現実的な目標として、しかも「三冠」についてあちこちの忘年会で語り合われたはずだ。
さて、みなさんは2004年12月25日、何をして何を感じていましたか?
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