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さいしんコラム#1167/何度でも強調しておきたいこと~今も本気度MAX
もちろん浦和レッズがACLで優勝したのは、2007年も2017年にしても、Jリーグや日本サッカー協会のいろいろな協力がなければなかっただろう。日程的な配慮もあったはずだし、スタッフによる現地での手厚いサポートも実際にこの目で見ている。
もしかしたら、それは2002年、2003年当時にはなかったことかもしれないので、クラブ単独の力だけは勝ち抜けないことがわかってきて、徐々にサポートの内容が濃くなり、それが2007年にはMAXになったということかもしれない。
だからレッズの独力で優勝したとは僕も思っていないし、クラブも協会やJリーグのサポートを要因に挙げていた。
だけど、主体であるクラブがその気にならなければ、どんな手厚いサポートをもらっても無理だと思う。僕は逆に、レッズの熱量が協会やJリーグの担当者を突き動かした部分もあると思っている。
何はともあれ、日本のクラブチームをアジアと世界の場に引き上げるきっかけを、二度にわたり作ったのは浦和レッズ。常に熱量MAXで臨んでいた浦和レッズ。
そのことを声を大にして言いたかった。
前回の優勝から10年経っていないが、もちろん今もMAXだ。4月30日の未明、DAZNに映し出されるキング・ファハド国際スタジアムの赤い集団が、その一つの証明になるだろう。
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