【お金本】メイキング・お金本#2
こんにちは!文豪アンソロジー『お金本』の担当編集の梅原と申します。
本書刊行まで「メイキング・お金本」と題して、『お金本』の編集秘話、グッズ製作の舞台裏などを投稿していきます。
Twitterの企画「#楽して金を儲ける方法」(詳細はこちら)の結果発表も予定しています!お題への回答もまだまだ募集中です。どうぞお楽しみに!
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改めまして、メイキング・お金本 #1をご覧いただいたみなさま、ありがとうございました。
第1回は、汗と涙の図書館巡礼と、その結晶である資料の山に圧倒されたところから始まりました。
「第2回は、迷走した目次づくりのことを書こう。」
そう思ってちょっと記憶を遡ったところ、代表・小柳との会話の続きを思い出しました。
小柳「とりあえず読んで、目次を考えてみて……3パターンくらいかな!」
ほほーう、3パターンですか。
提案するときは複数案出す!それが左右社の心意気である。
こうして、お金本・目次迷走ものがたりは幕を開けたのでした。
どのような案があったか、以下に公開します。
1)初期ヴァージョン
10章くらいありました。
仮の章タイトルは、「金と生活」「貧乏は辛いよ」「借金・前借り」など、文無し感を全面に押し出してました。
2)Q&A
質問に対して、作家のエッセイが回答になっているパターン。
《例》
Q.「作家になったら金持ちになれますか?」
→A. 永井荷風「文士の収入程憐れなものはない」
3)ことわざ
組み込まれたエッセイに関連するようなことわざを章タイトルにしていたこともありました。
《例》
第1章:金は天下の回りもの
第2章:地獄の沙汰も金次第
…このほか折衷案など諸々ありましたが、もはや担当者も追いきれないので割愛します。
さらに章の中でも順番を入れ替え入れ替え。
更新するたび、お金本チームの面々に読んでもらい、コメントをもらう。
また入れ替える。
そうこうするうちに、ヴァージョンは20個を超えていました。
(改めて見ると、ファイル名の付け方も迷走しています。)
そして、迷走すること4ヶ月あまり。
(実際は、入稿数日前まで入れ替えていたので、正確には半年…?)
最終的にどのような目次に落ち着いたのか…
それは本書にてお楽しみください!(つづく)