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自叙伝

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あまりに遠回りしてきたかのように見える私が 「自分には自分しかいない、そしてわたしは大丈夫」 と、48歳で分かるまでのお話です。
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#コンプレックス

【その7】ループは続くよどこまでも?

結婚して2年目の秋、犬も一緒の伊豆旅行から帰ってきた夜だった。 隣に寝ていた彼に触れられた時に、ほとんど無意識にその腕を思いっきり振り払ってしまった。大声でやめて!!と言ったような気もする。 翌日、当たり前だが、彼は非常に機嫌が悪く、無言で会社に出勤して行った。そしてこれまでも何度となく送られてきた私への痛烈な非難と、いかに傷ついたかがびっしりと書かれたLINEが送られてきた。私はそれまでそういった非難めいた言葉を受けるたびに、心臓がばくばくし、ああ、またやってしまった…ど

【その5 】最初の離婚と恋らしきもの

そしてその頃、友人に連れていかれた個展で、年下のアーティストの香りがする子に出会い、その軽やかさと私には持っていない感性や独創性、そして自由な場所に連れて行ってくれそうな雰囲気に惹かれ、まさかのあっという間に恋に落ちた。なんだか運命だと思った。(何回目?w) 家族にも全面的に好かれていた優しい夫との関係に半ば無理やり終止符を打ち、保険会社に転職し、懇意にしていた上司に経済的に助けてもらい、都内に部屋を借りた。年下の彼との毎日は刺激的で楽しく、ヨガの練習はあっという間にそっち

【その3】最初の結婚

医療事務の専門学校を卒業して、外資系保険会社の健康保険組合の職員になった。 病院への就職を考えたが、実習であまりの向いてなさに絶望して止めた。 そこの健保の仕事は恐ろしいほど日本的で、アナログで、安月給だった。上司は保険会社から天下りしてきた人たちだった。 同期の子とは仲が良かったが、年下の先輩たちには嫌われていたし、わたしもバカにしていたから関係は最悪だった。仕事内容も、仕事環境も何にも楽しくなくて、なんで私はここにいるんだろうと工場勤務の時のデジャブかのように似たような