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体脂肪が30%減る方法

三大栄養素について

栄養を考えるときに大切なのは、エネルギー源になる三大栄養素

「炭水化物:3.8kcal」
「たんぱく質:4.2kcal」
「脂質:9.3kcal」

脂質が多いとカロリー過多になりやすいことがわかりますね

たんぱく質は筋肉や骨、血液、髪、爪などに含まれるため、たんぱく質が不足すると子どもの場合成長不良、体力や思考力低下など、機能低下につながります。

身近な食材でたんぱく質が多いものは魚介類、肉類、卵、豆類、乳製品など。とくに動物性たんぱく質を多く摂取すると、脂質も多くなりがち。脂質はカロリー的にも控えたいところですが、やみつき度が高いことは こちら でお伝えしたとおり。

鉄欠乏性貧血、髪や爪をきれいにしたい人はたんぱく質を積極的に摂られるとよいですが、必要以上に摂りすぎると腎機能の低下にもつながるため、注意が必要です。

プロテインについて

プロテインを飲めば筋肉がつくわけではなく、しっかり食べて質の良いトレーニングをすることで筋肉がつきます!体格のいい人がプロテインを飲んでいるからといって、デスクワークの方がプロテインを飲む必要があるのかどうかは疑問です……。

というのも、プロテインやたんぱく質摂取を売りにしている商品には、人工甘味料など添加物が入っているものが多いから。栄養素にとらわれると全体が見えなくなりがち。かつての私もたんぱく質信者でしたので気持ちはよくわかります……(信者って周りが見えなくなりますよね)。

ほとんどの動物性たんぱく質は、アミノ酸スコア(たんぱく質の栄養価を示す指標)が満点で体をつくるための重要な栄養ですが、動物性たんぱく質を摂りすぎると栄養バランスが偏り、腸内環境が乱れます。

動物性たんぱく質は動脈硬化、心筋梗塞や脳梗塞などの病気の一因になりやすいこともわかっています。

大豆のソイプロテイン、麻のヘンププロテイン、ホエイプロテイン、カゼインプロテインなどいろいろありますが、同じものを摂取し続けるとアレルギーになる可能性もあるので、気を付けたいところですね。

糖質制限をすすめない理由

糖質制限をすると、炭水化物を餌にする腸内細菌がいなくなり、炭水化物を処理する能力が下がり、少し食べただけで太りやすく、痩せにくくなります。あなたが一生続けられるならよいですが、我慢すると必ずリバウンドするので、制限はおすすめしません。

アメリカ、フランス、ロシア、中国など計11カ国の国民の平均的な腸内細菌叢データと比較したところ、日本人の腸内細菌には炭水化物を分解する菌がほかの国の人より多いことがわかっています。

糖質制限で便秘や体調不良になってしまったという方が多くいらっしゃいます。糖質を減らした分、必然的にたんぱく質と脂質の割合が多くなるから。また、消化しきれなくておならが臭くなる方も。

腸内環境がどうなっているかは、ガスやうんちのにおい、形、色、重さでチェックしましょう。

うんちチェック

いいうんちは綺麗な黄土色でそれほど臭わず、しっかりとした太さのバナナ上で一本につながっています。黒っぽくて濃い色、コロコロ、カチカチ、においが強い、または水っぽい場合は水分や食べものを見直しましょう。脂質が少なすぎても便秘になりがちなので要注意!

消化能力は人それぞれなので、ご自身の排泄物、おならやうんちで
「どのくらい食べると調子が良いか」「何を食べると調子が悪くなるか?」などを観察することが大切です。

たんぱく質の量については、あなたの消化能力、胃酸の出やすさ、年齢によっても変わってきます。「入れること」ばかりに意識が向きがちですが、しっかり「出す」ことを意識しましょう!

ダイエットのコツは〇〇〇〇と仲良くすること

私たちの体は食べて消化・吸収した栄養素だけでできているわけではありません。腸内細菌が作ってくれる栄養素や代謝物にも支えられているため、この栄養素をこれだけ摂れば安心ということはないのです。

消化管はちくわにたとえることができます。

食べものを食べて吸収するかどうかは腸内環境の影響大!

口から食道、胃を通って吸収するかどうかを決めている関門は腸。腸から吸収されるまでは食べたものでも体の外側にあるということ。

ヒトの肥満者の腸内細菌を採取して無菌マウスに植えつけると、同じ量のエサを食べても肥満になりやすいことがわかっていて、太ったマウスにやせたマウスの微生物を与えると、体脂肪が30%減ることもわかっています。

腸内細菌が肥満や糖尿病、動脈硬化、高血圧、がん、睡眠、ストレス、認知症やうつ病などさまざまな病気と関わっていることがわかっている。つまり、腸内細菌と仲良くすることがダイエットの秘訣なのです!

「栄養素」を知ることは大切ですが、食べる時間、食材の組み合わせ、内臓の状態によっても体に起きる変化が違います。カロリーや食事の量にとらわれ過ぎず、よく噛んで味わって食べることも忘れずに♪

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