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#60「仕事について話そう」(キャリコンサロン編集部)

梅雨の貴重な晴れ間。暑すぎるのも困りますけど、こういう日を大事にしたいものですね。
早いもので、このnoteも60回目!継続できている自分を褒めたい!!
さて、今回のお題は「仕事について話そう」

わたしの仕事については以前こちらに書いています。

教員という仕事

最近は、ネガティブイメージが先行し、教員不足。現場はなにしろブラックです(笑)ほぼ一日中休憩はないと思っていいです。昼休みも生徒対応、放課後も部活やら委員会やら、親対応やら・・その合間に授業研究もしなくてはいけません。本来は授業研究に重きを置くべきなのに、それが手薄になっているのが現状・・それも理由のひとつですが、私は非常勤という働き方を選んでいます。

なぜ教員?

そんなに大変なのに、なぜ教員をやるのか?これはやはり、生徒たちの成長を間近で見られるから。我が子ではない生徒に対して、我が子のように気をかけ、目をかけ、成長していく様は何物にも代えがたい喜びです。そして、教員は良きにせよ、悪しきにせよ、彼らの人生において絶対に心に残る存在であるから。何らかの影響を与える、と思うと身が引き締まる思いです。

卒業生

先日、嬉しいことがありました。前の職場で最後の教え子になった当時中学3年生の卒業生が、わざわざ会いに来てくれました。すっかりきれいな女性になっていて、思わず、「大きくなったね~」と言ってしまうほど。この4月から社会人になったとのことで、何をしているのかと思ったらなんと!同業者になっていました。しかも、国語の!!彼女が昔を思い出しながら

「先生は忘れていると思うんですけど、『本を読んでいる時に、漢字一つでも、接続詞の使い方でも、心情表現でも、何か気になることや引っかかることがあったら、それを追究してみよう。それができるのが国文科です』とおっしゃったのがずーーーっと残っていて、進路がなかなか決まらなかったけど、そういえば私漢字気になるな、と思って国文科行きました。」

と言ってくれました。そして、今は大学院で漢字の研究をしながら国語科非常勤講師として教壇に立っているのだそうです。これこそ、教師冥利に尽きる。1000人以上の卒業生の中に、たった一人でいいから、こういう生徒がいてくれたら、それだけで、「あー、この仕事をしていてよかったな。」と思うのです。


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