モンティのチャルダッシュ(csárdás)
今日は私の大好きな曲の一つをご紹介します。
それが、イタリアの作曲家モンティが作曲した「チャルダッシュ(csárdás)」です。
チャルダッシュというのは、ハンガリーの民族舞踊のことですが、元々は流浪の民族であるロマの人々によって伝えられてきた舞踊です。
ずいぶん前のことですが、旅行でハンガリーのブダペストに行きました。
その時にブダペストのある居酒屋でハンガリーの民族舞踊のショーを楽しみました。
画像はその時に撮った写真です。
この曲を聞くたびに、その時のことを思い出します。
この曲の素晴らしさを一言で表現するのは難しいです。
情感、束縛からの解放、自由、愛、情熱、喜び、愉快、そしてパワーといった言葉が浮かびます。
ロマ民族の人々が踊りを通して、何にも縛られずに自由に生きる喜びを感じていたのではないだろうかと想像しながら、この曲を聞くのが好きです。
とても人気のある曲なので、どのパフォーマンスを選ぼうか迷いましたが、今回は、この曲の世界観を心から愛しているのだろうと感じる演奏家による演奏をピックアップしました。
最初は、バイオリン奏者のNemanja Radulović(ネマニャ・ラドゥロヴィチ)さんです。
自由で情熱的な人々の踊りが目に浮かんでくるような、情感にあふれた演奏が素晴らしいです。
次は、チェロ奏者のHAUSER(ハウザー)さんとバイオリン奏者のCaroline Campbell(キャロライン・キャンベル)さんの演奏です。
踊る人々の自由、愛、そして情熱を力強く表現されていてとても素敵です。
そして、こちらは、MalandoNL(マランドNL)という楽団です。
「演奏するのが楽しくてしかたない」という雰囲気がとてもチャーミングです。
どことなくロマの人々の世界観を感じます。
最後は、バイオリン奏者の葉加瀬太郎さんです。
解放感のあるシックなアレンジがとても素晴らしいです。
彼はこの曲が大好きなのだろうなと感じることができます。
この他にもご紹介したい演奏家はいるのですが、また次の機会にしたいと思います。