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【自分らしく生きることを本気で考えてみた】 ほぼ寛解???過敏性腸症候群 #005

前回「自律神経と血糖値について、リブレ使ってみた(前編)」を記しましたが、後編を投稿する前に、長年の持病だった過敏性腸症候群(以下、IBS)のことと、遅延型フードアレルギーなどについて記しておきたいと思います。

前回の記事でも少し記しましたが、私は比較的健康的な食生活を送ってきた方だと思います。
子どもの頃から胃腸が弱く、20歳代の頃には新卒で入ったIT系企業をIBSの悪化のため退職しています。IBSの診断をされたのも、ちょうどこの頃でした。
なので、もともと暴飲暴食のできるタイプではなかったですし、脂っこいものや甘いものもたくさん食べることはできません。
体重は大学時代からほとんど変わらず、30年間45kg前後を維持しています。胃腸虚弱の体質に加え、中学時代からずっと続けているソフトテニスのおかげなのではないかと思っています。

また、大学時代に下宿の先輩から勧められた化粧品に関する書籍(『嘘をつく化粧品』の著者 小澤貴子さんのお父様が書かれた本だったのではないかと思います)をきっかけに、書かれていた化粧品だけでなく食品添加物についても意識を向けるようになっていました。ストイックにそれらを避けていたわけではありませんが、カップ麺などの加工食品や果糖ブドウ糖液などの入った甘いジュースは極力摂らないようにしていました。

IT系企業を退職してから40歳代前半までは比較的IBSの症状が落ち着いていたので、妊娠、授乳の期間を除き月1回くらいのペースで仲間と飲みに行くこともできていました。
アルコールには強い方でしたが、家で飲む習慣がなかったので全体としての酒量は多くなかったと思います。
IBSの症状が再び重くなり始めたことをきっかけに、アルコールは現在までほぼ口にしていません。

IBSの症状が重くなり困っていた時期に、プロテニスプレイヤー ノバク・ジョコビッチ選手の『ジョコビッチの生まれ変わる食事』を読みました。食生活の改善に取り組むとともに、遅延型フードアレルギーの検査を受けることにしました。

遅延型アレルギーとは、原因となる物質を摂取してから数時間~数日後に症状が現れるアレルギー反応です。IgE抗体による即時型アレルギーとは異なり、IgG抗体によるアレルギー反応で、即時型アレルギーよりも反応が弱いのが特徴です。
主な症状は、腹痛や腹部膨満感、下痢、頭痛、めまい、気分の落ち込み、疲労感、肌荒れなど。
また、遅延型アレルギーの原因は、リーキーガット症候群だと言われているようです。リーキーガット症候群とは、腸粘膜の壁に隙間ができ、本来通過するべきでない物質が腸内から漏れ出す状態を指します。これによりアレルギー反応が引き起こされます。

私の場合、特に乳成分に対して反応が強く出ていました。また、小麦は腸壁を荒らしやすいとのことだったので、約2年間乳成分と小麦を除去する生活を送ることになります。
ちょうどコロナの時期と重なり外食する機会が少なかったため、生活への影響は少なかったです。

乳成分、小麦の除去生活をはじめて1年と少し経った頃、精神科医 藤川徳美先生の書籍により「メガビタミン療法」を知りました。賛否両論、向き不向きもあるのかもしれませんが、私には向いていたのか取り入れてから体調は良くなり、開始から半年ほどで2年間続けていた乳成分、小麦の除去生活を終えることができました。
ちなみに、体調が落ち着いてからはサプリメントで摂取するビタミンなどの量は減らしています。また、藤川先生の書籍ではプロテインは必ずホエイで摂取することになっていますが、私は植物系のプロテインで代用しています。

メガビタミン療法とは、一般的に言われているビタミン摂取量の何倍ものビタミンを摂取する考え方です。藤川先生のメガビタミン療法に関する書籍では、高タンパク、低糖質の食生活を実践しつつ、プロテイン、鉄、ビタミンなどの栄養をサプリメントなどで補うことで、メンタル不調や様々な慢性疾患の改善が期待できると記されています。

乳成分、小麦については、今も積極的には摂っていません。ただ、外出時や、食品の一部に含まれるものについては気にせず摂っています。
だからと言って、それらが私の身体に合うものだとは今も思っていません。何が正解なのかはまだわかりませんし、今後対応を変更することもあるかもしれません。
ただ、現段階では摂取を最小限にして共存するという道を私は選んでいます。そして、日常的に摂取されている方、完全に除去されている方、世の中にはいろんなスタンスの方がいらっしゃると思うのですが、すべての方の選択、生き方を私は尊重しています。

(続く)


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