オリジナルミュージカル・舞台『PIANISTピアニスト』終演と振り返り
すこし時間が経ってしまいましたが、
舞台【PIANIST】無事終演しました。
今回は芝居、ピアノ、歌…。
足をケアしながらダンス振付1曲。自分の中で着実に色々な表現が繋がってきてることを感じます!!
アキレス腱断裂直後から演出家の友澤さんに電話でご相談、出演もままならない中、無事ハードな稽古を乗り越えられたのは、座組の皆様全員のあたたかなサポートがあってこそでした。
すべての仕事がそうだと思いますが、『魂は細部に宿る』とは、超地道な作業の繰り返しや、クリエイションのプロセスの中で醸成されていくと考えています。
特にエンターティンメントにおける新作は、
1回で完成するわけがない…というのを、海外の事例やプロセスと比較し、より感じるようになりました。(何度もトライ&エラー出来る環境の有無)
予算も時間も限りがある中で、そして長引く大変な状況の中、新作にトライし続ける全ての団体を尊敬しますし、その過程で作品が進化するには観客の存在あってこそだと、改めて舞台とお客様の関係性についても心を新たにしました。
私は作品の感想についてディスカッションをするのがとても好きなのですが、【作品に対して圧倒的に批判的な目を持つ方】と同時に、【ファンの方を含めた寛容な目で長きにわたり暖かく見守ってくれる存在】…チャレンジを継続するには、どちらの存在も必要不可欠だということを強く思いました。(会社等の新規事業と同じで1回だけで結果を出せというのは酷で、長い目でその団体を見守る姿勢という意味です。)
毎回お忙しい中、応援に駆け付けて下さる
お客様の存在は、自分にとって本当に大切で、
感謝しかありません。
表現者として人の心に寄り添い、
人の心を震わせたい…
表現者の旅路は、これからも続きます。
演出家の友澤さん、スタッフの皆様、
そして魂の籠った素晴らしい演者の皆様に
心より感謝しています。ありがとうございました!
SAYURI