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ONとOFF │ やる気スイッチ
2025年、新たな1年がはじまりました。
新年の抱負を掲げて意気込んでいる方も多いかと思います。
私もこれまでは毎年1月1日になると「今年はこれを頑張ろう」と何かしら新しい目標を立てていたのですが、クリスマスに大きな仕事を終えてからというもの、燃え尽き症候群でふわふわ毎日を過ごしている状態が続いていました。
昔から「暇」が本当に苦手。
大きな仕事を終えて数日手持ち無沙汰になると気持ちがどんどん落ちていきます。
そうなると執筆どころか本職すら身が入らなくて、趣味の読書や映画鑑賞に対しても腰が重くて「何もできない期」に突入します。
それでも今までは1週間ほど何もできない期を過ごしていると否が応でもまた新しい仕事が降ってきて、やらざるを得なくなって、いつのまにかスイッチがONになっていつもの自分を取り戻していました。
しかし、昨年夏にUターンで生まれ故郷に戻ってからというもの、仕事も生活もリズムが狂って、アクセルが壊れるほど全開で踏み続けてスイッチをONにしていたから、急にOFFになると少し踏んだくらいじゃスイッチがONにはならなくなってしまいました。
PCの前に座って、結局一文字も書けなくて、タブレットを開いて、構図が決まらなくて……
無駄に過ぎていく時間。
それがとてつもなく苦痛で、自己嫌悪に陥って、滅多に弱音を吐かない自分が幼馴染に「燃え尽きた。何もできない」とぼやいていました。
そんなぼやきに対して、幼馴染がありがたいお言葉を授けてくれました。
「死ぬほど寝ろ。どうせすぐに飽きて仕事したくなるから」って。
2日間、死んだと勘違いされるほど寝ました。
よくよく振り返ると12月下旬からほとんど眠っていませんでした。
……不思議です。
起きたらその日のうちに映画を1本観て、本を1冊読みました。
新作の短編小説のプロットが仕上がりました。
Adobeの上級者向けセミナーにも申し込みました。
休止を伝えていた勉強会にも再開の連絡をしました。
今日、こうやってnoteを書けています。
このあと今晩中にコラムを1本仕上げると思います。
穏やかに、緩やかに。
そんな丁寧な生活は私にはできないみたい。
私は私らしく。
休むときも、遊ぶときも全力で。
OFFのスイッチなんて壊してしまえ。
今年もアクセル全開で。