しぶそばについて
渋谷駅というか旧東急東横にある名店「しぶそば」が9/13で閉店します。
大学時代、横浜でのボイトレの先生宅から4限の授業に向かう途中、遅いランチによく食べていました。駅の立ちそばにしては歯ごたえと香りの高い冷やしそば、つゆの甘さ、わさびの辛味。つゆを服に跳ねかしたら、大学でみっともない思いをするという恐怖と、悠長に食べると遅刻するジレンマ、今でも食べるたびに思い出します。
時は流れて今の会社に面談に行った帰りにも、緊張がほぐれた解放感とお昼時の空腹感から、吸い込まれるように立ち寄りました。入社後、立ちそばは会社の先輩達のソウルフードであることが判明し、「酒好きで、しぶそばに1人で入れる」というのが、会社との間の数少ない接点にもなりました。
言ってみればたかが立ち食いそばなのに、こんなにエモい存在になる理由は未だにわかりません。滞在時間が短すぎて、考える隙を与えずに満足感だけ与えるお店なんだと思います。
行ったことない方、渋谷駅を通った際は是非、超絶システマチックな注文〜提供の連携プレーと、作りたての冷やしそばの味を体感してみてください。
※わかめはつゆに浸してから食べてください。(食材としてはわかめだけが残念なんです、でも値段を見たらわがままは言えません。わかめは三陸の肉厚のを一度食べたら、大抵のわかめは満足できないレベルに感じます。刺身にできるぐらい主役を張れる素材なので、あの味噌汁に浮いてるやつ、みたいな見方は到底できなくなります。)
しぶそばでは圧倒的に冷やしそばがおすすめですが、写真は冬季限定でめちゃめちゃ美味しかったけんちんそばです。もう食べられません。。
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