「食べることは生きること」だから、「食べることに挑み続ける」
「食べることは生きること」と言います。
各細胞に栄養を行き渡らせ、
身体のあらゆる器官を動かし、
生命活動を営んでいくためには、
食べることが必要です。
この世に生まれたら、
与えられた命を維持するために、
食べることを諦められない、
常に
「食べることに挑み続ける」
人間は、そんな遺伝子を備えているのかもしれません。
古代人は自然と共存していたため、
食べものを得るには動物に襲われる危険があり、
常に死と隣り合わせのような生活で、
食べることも命がけだった時代を生きていました。
いつ来るか分からない台風などの自然災害に備え、
食料の備蓄に知恵を働かせていたことでしょう。
自分の好む物も、苦手な物も、未知の物も全て飲み込んで、
必要な物は消化吸収して自分の血や肉へと変化させ、
不必要な物、有害な物は排泄させる、
そんな過程を経てきたのだと思います。
まさに、
命がけで「食べることに挑み続ける」ことを
実践していました。
そんな、
「食べることに挑み続ける」ことは
「食べることも生きることも放棄しない」
ことと同義です。
拒食症さんは
食べることが怖くても、
食べることを放棄せず、挑まなくちゃいけなくて、
過食症さんも
食べること、吐くことで酷い罪悪感に襲われても、
食べることを放棄せず、挑まなくちゃいけない。
だって、
生きることも放棄しちゃいけないから。
太ることは怖いし、
生きることもとても辛いんだけど、
人間は「食べること」で、
細胞レベルから、
人間としての強さを身につけていくようにも思います。
「食べることに挑み続ける」
「食べることも生きることも放棄しない」
そのことを諦めなければ大丈夫。
私みたいに25年もかかったりしない。
必ず何とかなって、
摂食障害から解放されますから。