見出し画像

私は生きていることが好きだから他の生き物も皆んな好きです

 これは、大好きな、画家の熊谷守一さんの言葉です。

わたしはこれを見たときに、

「わたしにとって生きることは切ないことです。でも生き物はみんな好きです」とおもっているので、少しちがうなぁと思いました。

だから、自分も、「生きていることが好き」って言えるようになってみたいなぁ、と思いました。




6月21日、車で2時間半、高速を運転して、群馬県立館林美術館に行ってまいりました。

6月23日までとのことだったのですが、ぎりぎりまで迷って、でも、行くことにしました。平日だし、子ども学校から帰ってくるまでに、帰宅できるかしら、とか、思ったよりつまんなかったらやだな、とかそういうことでぐずぐず迷いましたけれど、結局お弁当を作り、アイスカフェラテまで水筒に入れて、出かけました。用意するときは、何時間後の私に、プレゼントするつもりで、つくります。


熊谷守一さんを知ったのはわりと最近で、2年ほど前に上野の美術館に、藤田嗣治展を見に行ったときに、ミュージアムショップでたまたま購入したネコの絵葉書がありまして。


そのことはすっかり忘れていたんだけれど、去年「モリのいる場所」という映画をたまたま見に行ったら、これが、その絵葉書を描いた熊谷守一さんの映画だったんですね。

素晴らしい世界の中に、熊谷さんは住んでいて、そしてその世界は私の理想で憧れで。更に、作品のすばらしさ。すっかり大好きになってしまったのでした。


それで、今回も、行く前はずいぶん迷ったんですけれど、

特に今は家から出ない時期なので、遠いしなー、と思ったけれど、

グイっと行ってまいりまして。

そうしたら、本当に素晴らしい一日になりましたのよ。


まず、一人で運転するのが好きなので。特に高速は大好きなので、好きな音楽を聴きながらぶっ飛ばす。


実際の作品の色はね、ほんとうに、素敵でした。あと、筆のタッチっていうの?塗ったあとが、よぉく見えて。

植物も生き物も、風景も、それらの作品を見ている間、私はずっと「かわいい、かわいい、かわいい、かわいい・・・・・・・・・」とエンドレスで感じていました。


かわいくて、しょうがないのです。

地球に住む 生き物たちが。


そして、自分も、地球に住む生き物なのです。

だから、ほかの生き物と同じように、

本当は、ただ生きているだけで、かわいいのです。

わたしも、あなたも、みんな。




そんなふうに、思いました。



そして、次回の開催地は、なんと、静岡県立美術館でした。

夫がいる静岡県です。また、見にいける~♡



そして、群馬といったら、「山田かまち美術館」10代のころに何度か行ったきりだったので、ぜひ行きたいと思い、見てきました。

もぅ、才能に溢れたすごい作品ばかり。正直で切なくてスパッと切れる刃物のような文章。

私が10代のころは、アホ丸出しで、はしゃいで、バカなことばかりやってたけれど、本当は自分と他人を比較して、苦しかった。そんなことを思い出しました。


またね。



いいなと思ったら応援しよう!

おおわしひつじちゃん
サポートいただけると、とっても嬉しいです。よろしくおねがいします!