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来年度について悩むこの季節ーこの迷いをどう乗り越える?

皆さん、こんにちは。元中学校教員、現在は教員の新しいキャリアの可能性を見つけるRe-Career株式会社の代表をしております、新川紗世です。

12月が始まりましたね。2024年も残すところあと1ヶ月となり、少し気持ちが引き締まるような時期です。この秋から冬にかけて、教員の方々とたくさんお話をする中で、毎年感じるのが「辞めるかどうかで悩んでいる」という声の多さです。



10〜12月は「迷いの季節」

この時期、多くの学校では「異動するか、留任するか、退職するか」の希望調査や校長面談が行われますよね。それに伴い、「来年度どうするか」を真剣に考えるタイミングがやってきます。実際、私が話を伺った方々の中にも、

  • すでに「辞める」と伝えた方

  • 「辞める」と言うかどうか迷っている方

  • 「残る」と決めたものの、それが正しい選択だったのか悩む方

など、さまざまな状況の方がいらっしゃいます。

特に「迷っているとき」は本当に疲れるものです。一歩を踏み出す勇気が持てず、何度も同じことを考えたり、心が揺れたりしてしまう。それが、この時期特有の大きな悩みなのだと感じます。


私自身の体験談:迷いの中で決断をした5年前

実は私も5年前、まさに同じような状況でした。当時私は病休中で、「復帰するのか辞めるのか」という選択を迫られていました。正直なところ、体も心も限界を迎えていたのに、それでも「辞める」という決断をするのは簡単ではありませんでした。

なぜなら、学校に対する嫌悪感や逃げたい気持ちから辞めるわけではなかったからです。教員という仕事が好きでしたし、子どもたちと過ごす時間はかけがえのないものでした。でも、これ以上続けるのは難しいという現実も目の前にありました。

さらに、公務員という安定した立場を捨てることへの不安、親をがっかりさせたくないという気持ちもありました。私の親は自営業で「公務員ほど恵まれた仕事はない」と考えるタイプだったので、辞めることに大反対されました。

そんな中で、私は12月にようやく「辞める」という決断をしました。その後、退職願を提出する際もドキドキして手が震えましたし、「本当にこれでいいのか?」迷いがゼロだったわけではありません。それでも最後には覚悟を持って提出しました。


迷いから抜け出すために助けになったもの

私が「辞める」という決断をするにあたって大きな助けとなったのが、コーチングとの出会いでした。一人で悩むのをやめ、プロに相談することで、自分の気持ちを整理し、本当の気持ちに気づく時間を持つことができました。

コーチは、決して「こうした方がいい」と助言をする人ではありません。むしろ、あなたの気持ちを掘り下げたり、頭の中を整理する手助けをしてくれる存在です。私もコーチングを通じて、「自分はこうなりたいんだ」「この方向に進むべきだ」という思いを、自分自身で言語化できるようになりました。

もちろん、コーチングがすべての答えをくれるわけではありませんが、迷いの中で立ち止まる自分を前に進めるための大きな力となりました。


今、迷っているあなたへ

もしあなたが、「教員を辞めるべきか」「続けるべきか」で迷っているなら、一つお伝えしたいのは「どちらも間違いではない」ということです。ただ、大事なのは自分自身が納得できる選択をすること。

迷いの中にいるときは、とてもつらいですが、決めた瞬間にはすっと気持ちが軽くなることがあります。そして、その決断をどう生かしていくかが、これからのあなたの未来を作っていくのだと思います。

もし、誰かに話を聞いてほしいと思ったときは、一人で抱え込まず、ぜひプロの力を借りてみてください。その理由は、周りの人に相談しても、必ずしも納得のいく答えが得られるとは限らないからです。

家族や同僚、管理職に相談することは大切ですが、彼らのアドバイスにはどうしても限界があります。なぜなら、彼らは自分自身の価値観や経験に基づいて意見を言うためです。

例えば、家族なら「安定している公務員を辞めるなんてもったいない」と言うかもしれませんし、管理職なら「学校に残る方がいい」と引き止めるかもしれません。これらの言葉は、あなたを心配してのものですが、実はあなた自身の本当の気持ちとはかけ離れていることもあります。

一方で、プロのコーチや第三者は、あなたの価値観や気持ちを中心に据えて対話を進めてくれます。コーチは「辞めるべき」「続けるべき」といった結論を押し付けることはありません。その代わりに、あなたの中にあるモヤモヤや不安を掘り下げ、整理するサポートをしてくれます。

私自身も、家族や職場の人たちに相談したときには、「学校に残るべきだ」という意見ばかりで、かえって迷いが深まりました。しかし、コーチに相談したことで、初めて自分の本当の気持ちに向き合うことができたのです。

迷っているとき、もっともつらいのは「自分の気持ちがわからない」こと。その壁を乗り越えるためにも、プロの力を借りることは、とても大きな助けになると私は感じています。あなたがより良い選択をするために、ぜひ参考にしてみてください。

私も個別相談を行っていますので、気軽にお声がけいただければ嬉しいです。


最後に

この時期特有の「迷い」は、あなたが次のステップに進むための大切な機会でもあります。悩む自分を責める必要はありません。まずは自分の気持ちと向き合う時間を作り、少しずつでも前に進んでいきましょう。

どんな選択をしたとしても、それがあなたにとって最善の道になりますように。

お悩みをもっと深く話したい方や、これからのキャリアについて具体的なアドバイスが欲しい方は、ぜひお気軽にご参加ください。一緒に次のステップを考えていきましょう!

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