マガジンのカバー画像

オモテもウラも藤井青銅

基本は毎週1本掲載です。内容は、 「書き下ろしエッセイ」 「これまでに書いたドラマ脚本、落語、腹話術などの脚本、番組台本」 「単行本未収録の小説・エッセイなど」 …の予定。私は作…
その内容だけ興味がある方は一本ずつ購入できます。過去のものも購入できます。もちろん定期購読だと全部…
¥500 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

記事一覧

「無駄のない人生」(笑う20世紀)

単行本『笑う20世紀』(実業之日本社)は、電子書籍『赤』『青』『黄』の三分冊で完結しまし…

150
藤井青銅
1時間前
4

昭和オリエンタリズム

2025年は「昭和百年」ということで、世間ではいろいろとビジネスが動いている。大正15年=昭和…

150
藤井青銅
4日前
5

選び、選ばれ、コンテスト

『幸せな裏方』(新潮社)という本の中に、創作ラジオドラマ大賞がどういうものかを書いたエッ…

藤井青銅
7日前
19

ビジネス会話改造論13~両者合意の嘘

『月刊機械技術』連載中のコラム。雑誌ではページの都合で元原稿が少し短くなっています。ここ…

150
藤井青銅
2週間前
5

忘れられない言葉たち

『一芸を究めない』という本に入れるつもりだったけど、ページの関係で入らなかった原稿。時々…

150
藤井青銅
2週間前
10

記憶は簡単に捏造される

時々、過去に私が書いた小説やドラマやエッセイのことを思い出してくれる方がいて、 「藤井青…

150
藤井青銅
3週間前
13

メッキの左

かつて『週刊小説』という雑誌に書いていた連作シリーズ【相撲おもしろ物語】。単行本未収録なので、順にUPしています。 「メッキの左」【週刊小説 1995年3月3日号】    1 今、目の前で横になってる男の両足が、窮屈そうにベッドの柵から少しはみ出してる。どうして窮屈そうかっていうと、この男の身長が195センチもあって、並のベッドじゃうまくおさまらないからだ。それなのに、さっきから男は文句も言わずじっとしてる。 実をいうと、文句を言おうにも言えない。なにしろこの男の顔と

¥300

「ガト王の靴の」(笑う20世紀)

単行本『笑う20世紀』(実業之日本社)は、電子書籍『赤』『青』『黄』の三分冊で完結しまし…

300
藤井青銅
1か月前
7

個人商店

気がつけば、フリーランスの作家を四十数年やっている。 たいした才能もなく大ヒット作もない…

150
藤井青銅
1か月前
13

ビジネス会話改造論12~ビジネス反対言葉

『月刊機械技術』連載中のコラム。雑誌ではページの都合で元原稿が少し短くなっています。ここ…

150
藤井青銅
1か月前
7

人は言葉に縛られる

「ダメ出し」という言葉が、昔からあまり好きではない。 よく演劇で、稽古が終わった時に演出…

150
藤井青銅
1か月前
8

1 トマトは特撮ヒーロー化していた

 以前、野菜の名前(品種名)についてのコラムを書いていたことがある。勢いあまって、京都の…

150
藤井青銅
1か月前
7

一声十両

かつて『週刊小説』という雑誌に書いていた連作シリーズ【相撲おもしろ物語】。単行本未収録な…

300
藤井青銅
1か月前
7

「パパのガイガー」(笑う20世紀)

『笑う20世紀』というショートショート集(実業之日本社)は、別名〈予言の書〉と呼ばれています。21世紀になって、この本の内容に似たことが、実際に世の中でおきているからです。 表紙イラストにもなっている「パパのガイガー」という作品が、とくにそう。東日本大震災での福島第一原発事故直後、私たちはほぼこれと同じ状況になりました。(現実にはもっとデリケートな問題。小説とはいえ、いま読み返すとむしろ牧歌的に感じます) 元の本はすでに絶版ですが、数本ずつに分けて電子書籍になっています。そ

¥300