自分をもっと上手に表現するために始めた新習慣
あなたはどう思う?
そう聞かれたとき、うまく話せなかった経験ってありませんか?
家に帰ってからああ言えばよかった、こう言えばよかった、と後悔するような苦い経験がわたしにはたくさんあります…!そのたびに、もっとうまく伝えられるようになりたい!と思いながらも、時間だけが過ぎてまた同じような経験をしてしまったり…。
感じていることはたくさんあるのにそれをうまくまとめられず、すぐに言語化して相手に説明できない。後からゆっくり考えて文章として書くことは得意なのですが、とにかくその場でとっさに話すということが昔からずっと苦手でした。
この苦手意識、なんとか克服したい。
そんな思いから最近新しく始めたことがいくつかあります。今日はわたしが自分をもっと上手に表現するために始めた習慣についてお話したいと思います。
「好き」を集めて自分を知る、インスタグラムを始めました。
なぜかずっと踏み出せなかったインスタグラムの世界。おしゃれな世界観が自分とは程遠いと思っていたんですよね。でも見方を変えれば、自分の「好き」や「心動いた瞬間」をスクラップブックのように記録できる場所。それを客観的にながめたとき、自分でも気づかなかった自分に気づけるんじゃないか。そう思ったら踏み出すことができました。
心のままにシャッターを押して、それをタグづけして説明して投稿する。そんな作業が積み重なっていくと、少しずつ自分がなにを好きなのかが見えてきました。ファッション、お茶の時間、シンプルな部屋、少ないものでもかわいく暮らしたい。ささやかだけど、日々のなかで気分の上がるひとときを大切にしていきたい。それは昔から好きだったことではあるけれど、インスタグラムをすることで改めて気づかされたことでした。
どんなことが好きなの?と聞かれたときも、自分の投稿を思い出しながら具体的に説明できるし、自分を上手に表現するための大切な手がかりになります。投稿を見せるだけでも十分相手に伝わるので、インスタをきっかけに話を膨らますのもいいかもしれません。
即興で与えられた題を詠む俳句を始めました。
ふとしたことから句会に参加する機会をいただきました。人生初めての句会で経験したのは「袋回し」。参加者が一人ずつ封筒に季語を書いて、袋が回ってきたらその季語を題に俳句を詠む、というゲームです。制限時間7分の間にできるだけ多くの句を作って封筒に入れて、時間がきたらその封筒を次の人へ渡します。時間が限られているため即興性が必要。感じたことをすぐ言葉にまとめなければなりません。最初は「大変だ〜(泣)!」と思いましたが、即興性は鍛錬すれば高まる力なのかも、と感じる瞬間も。
もちろん書いて終わりではありません。それぞれの句に感想を言ったり、自分の句についてアドバイスをいただいたり。感じたことを話す練習にもなります。上手に詠めず自分の力不足にがっかりすることもありますが、そんな気持ちがもっといい句を作る原動力になるからおもしろい。まだまだ始めたばかりですが、自分を上手に表現する力が確実に上がりそうな予感。
タロットカードで自分以外の人を占う練習を始めました。
昔から好きだったタロットカード。見よう見まねでカードを引いては自分なりに楽しむ、こっそりとした趣味でした(笑)。カードは引いていくうちになんとなくメッセージを受け取れるようになってくるのが不思議なところ。
同じカードを何回も引くこともあるので、これはなにか強いメッセージなのかな、と感じたり、意外とおもしろいのです。
自分を占う分には感覚的に受け取ってなんとなく納得できるのですが、他人を占うとなると話は別。自分が感じた抽象的な概念を相手にわかるように具体的に伝えなければなりません。これって実はわたしが苦手なこと!逆に考えれば、カード占いを自分以外の人にすることで、自分の苦手を少しでも克服できるのかも。わたしの占いは本当に初心者中の初心者なのですが…、それでもいいよ、占ってー!という身近な人にはカードを引くようになりました。もっとうまく説明できるように楽しみながら練習していきたい!
受け取る人がいるから伝わる喜びを味わえる
世界がどんどん便利になり、人に会わなくても暮らしていける世の中になってさえ、伝え合うツールが廃れずに加速するのはなぜだろう?と思うのです。伝わった!と感じた瞬間の喜びは、わたしたちを根源的に満たしてくれる、そんな力がある気がします。今日もどこかで伝え合う喜びが生まれるように、わたしも自分を上手に表現する力を育てていきたいと思います。