持ち歩くのは1枚だけ、シンプルなデジタル名刺
noteで活動するなかでずっと作りたいと思っていたものが名刺でした。
でも従来の紙の名刺になぜか違和感が。名刺交換の場というのも、なんだか苦手意識がありました。
そもそも今のわたしには肩書きがありません。
noteで活動している人、あるいは表現しようとしている人でまだ何者でもない、という方はたくさんいらっしゃると思います。自分で名乗るのもなんだか恥ずかしいし‥‥。自分も含めて、そういう人が名刺を作ろうと思ったとき、戸惑ってしまうことがあると思います。
そんなとき、ふと目に止まった記事がありました。
デジタル名刺『プレーリーカード』を作られた片山さんの記事です。
特に印象に残ったのは、このデジタル名刺に対する思いです。
「紙の名刺だと、個性や活動などのアイデンティティを表現できない」
「個人として活躍しようとする人やその行為(アイデンティティを模索すること)を応援したい」
個性や活動、アイデンティティを表現してくれる名刺。これこそまさにわたしが今求めていたものでした。
さっそく作ってみたい、と思い、下手なりに自分でデザインしていざ注文!そして届いたのがこちら。
すてきな封筒とともに送られてきました〜!ていねいに作られた名刺に感動!「あなたの一生分の名刺をたった1枚に」という言葉も印象的です。
おもて面はこんな感じ。つるつるというよりは絹目調のフィルム写真のような落ち着いた質感。厚さもしっかり丈夫です。ショップカードのようなかわいいデザインにしたいと思い、チェック柄に黄色の文字で名前を入れました。まさに自分の「好き」が詰まった名刺です。
裏面には「simple life」と文字入れしました。さっと取り出すときに気分が上がる最高の名刺になりました!
このプレーリーカードというデジタル名刺、思いに共感したのはもちろんなのですが、機能面でもすばらしくて。名刺に関する小さなもやもやもしっかり解決してくれています。特に感動した点を3つご紹介したいと思います。
1.持ち歩くのは1枚だけ
一生分の名刺をたった一枚に、という言葉通り、何枚も持ち歩いたり名刺切れを気にする必要がないのがいちばんの良いところ。紙の値段が上がっている昨今にはうれしい名刺です。
少ないものですっきり暮らしたい人にもぴったり。とくにかばんの中身はできるだけ減らしたいので、これはありがたいかぎり。クレジットカードと同じサイズなので財布にもスマートに入ります。
紙の名刺はちゃんと名刺入れにいれないと端がぐにゃぐにゃになってしまうので、名刺入れという物がひとつ増えてしまうのがシンプル好きには難点なのですが、その心配もまったくなし!
2.自分の好みにデザインできる
自分好みにデザインできるのも感動した点でした。従来の紙の名刺には若干の堅苦しさを感じることもあったので、自分の名刺は親しみやすく心を開きやすいデザインにしたいと思いました。チェック柄には親しみやすさを、黄色の文字はミモザのようなかわいらしさをイメージしました。
ぱっと見るとショップカードのようなデザインですが、それもお気に入り。少ないもので気分良く暮らすためにはアイテムひとつひとつに「好き」が詰まっていることが大事。財布から出すたびに「かわいい!」と自分の気持ちが高まると、暮らしにも出会いにもきっと良い循環が生まれるはず。
3.かざすだけでプロフィール情報がすぐわかる
かざすだけですぐプロフィール情報に飛べる。これがいちばん感動した点でした!suicaやクレジットカードのタッチ決済に内蔵されている技術を使っているのだそう。なのでアプリ不要でかざすだけで通信できるのです!
カードをかざすと相手のスマホにリンクが出るのでそこをタップすると、上の写真のようなプロフィールページが出ます。プロフィールページは肩書きや紹介文、メールアドレスや電話番号、SNSのリンク、LINE、などなど自分の好きなようにカスタマイズできていつでも編集可能。
久しぶりに会った友達に「SNSやってるー?」と聞かれて「うん、インスタのアカウントはこれで〜、noteはこれで〜‥‥」ともたもたしてしまうことが以前はよくあったのですが、この名刺があればそんなことはもう不要。さっとかざしたら、全部のリンクを相手に教えることができます。
もちろんお仕事で初めてお会いした方にも、自分の連絡先と活動を一気に伝えることができます。どうしても名前と肩書きと紹介文だけだと、結局どんな人なんだろう?と思うことがありますよね。でもその人のインスタやnoteを見ると、紹介文よりも鮮明にその人のイメージをつかめる、というときがあると思います。そんなふうに「自分のイメージを伝えられる」という良さがこの名刺にはあるなあ、と感じています。
人付き合いが苦手な人にこそ持って欲しい名刺
初対面の人にSNSのアカウントを聞く勇気、わたしにはありません(笑)。そして家に帰ってから、聞けばよかったなあ〜!と後悔したり。わたしにはそういう後悔がいくつもあります。大学時代、授業が一緒で仲がよかったけど連絡先を知らない女の子がいました。いつもとなりで授業を受けていたのに、けっきょく連絡先を知らないまま卒業を迎えたことも。あの頃、この名刺があったなら。こんなわたしのようになかなか連絡先を聞けない人にこそ、ぜひ持って欲しい名刺です(笑)。