SECRET LETTES
今日は記念日でもあり、偲ぶ日でもあり。新たな旅立ちをした大好きなひとたちに想いを馳せる日にしたく、またちらかったあたまで徒然と気持ちを記してみようと思います。
宛名はあるけれど、送りどころのない手紙を海に手向けて、託すような。
そんな気持ちで。
ちょうど1年前、2023年12月8日。ずっと応援していたMeseMoa.というアイドルグループが横浜アリーナに立ちました。MeseMoa.はオーディションなどで選ばれたわけではなく、動画投稿サイトで出会ったメンバー同士の友情で自然発生的にできた奇跡の仲良し9人組のアイドルグループ。
でも、この2023年12月8日の横浜アリーナ公演をもってメンバー9人のうち、4人が卒業という、とても大きな動きがあったコンサートでした。
卒業するメンバーの中に、わたしが10年以上応援していた、いわゆる「推し」がいました。卒業する推しは1人じゃなく、……3人。そう、わたくしいわゆる愛の重たい、複数推し。
推しが、3人いたんです。それがなんと、3人とも卒業するという事態に。3人もいるのに、みんな。……みんないなくなる。言葉を失っちゃうようなそんな瞬間が何度もあった。
(本人達にも「みんないなくなっちゃう」「ま、全員いなくなるけどねw」等々散々いじられ、終いには他メンバーにまで……HAHAHA)
いや、本当に!?って多分誰もが思ったと思うし、みんなと同じように、ともすれば誰よりも「辞めるの、やーめたっ!」って言ってくれないかなぁと願い、妄想したと思う。頼む、1人でも2人でもいい(おい)、一縷の望みをかけて、毎回特典会に行っては「考え直して!」「どうにかならん??」「まだ(君は)ハグ会してない」などとネゴシエート、じゃないね、完全に泣き言もらして駄々をこねまくっていた。
少しずつ、少しずつ、時間をかけて、彼らの決意を受け止めつつ。
残酷にもお別れの日は近づいていく。
お顔を見ることができるのは、直接言葉を交わすことができるのは、もうあと何回だ、って数えられるくらいになった頃。
追い討ちをかけるように、仕事が非常にシビアな状況になっていた。わたし自身も仕事のダメージを引きずり、帰ってきたら動けなくなることが多くなり、限界が近づいているのを感じていた。ざっくり言うとわたしは誰かに寄り添う仕事をしていて、仕事の終わりというものはない、そんな毎日。思えば本当にめせもあ。ちゃんたちに、ライブに行くことに、最後まで見届けることが心身共に柱になり、支えられていたのだと思う。
横アリの卒コンが終わった夜、どうやって帰ったかよく覚えていない。でも帰り道で年に1回会えるか会えないかの友達に会えてハグしたのは覚えている。
友だちとお宿に帰って放心していた。多分深夜2時とか3時まで誰もみなお風呂にも入れなかった。この時一緒に泊まった友だち4人のうち、わたしを含めた3人は推しがアイドルを卒業してしまったオタクたち。1人だけ、推しがアイドルを続けてくれるオタク。その1人の子、よくぞ一緒に泊まってくれたなあと思う。多分、3人だったら空気感というか、部屋の感じがきっとお葬式になっていたと思う。それくらい卒コンが終わった後のことは想像がつかなかった。
何とか眠って、短い睡眠で何とか起きて。悲しいけれど、寂しいけれど、それでもお腹は空く。中華街で何か食べよっか、となり、中華粥のお店に入った。お粥の塩味が美味しくて、美味しくて。それもそのはず。
わたしは何と発熱していたのであった。ぽ、ぽんこつなわたしの器……
横アリ1週間前、職場の人間がどんどんと流行病にかかって倒れていった。一緒に倒れるわけにはいかない。
だってわたしは推しさん達の卒業を見届けに行かないといけないから。
物理的に、マジで、本当に這ってでも行く。社会的にしんでも行く、の気概でプラズマ乳酸菌をこまめに取りつつ、気持ち免疫力を上げていった。
当日。身体に疲労感はあれど、発熱はない。よし、行ける。行けるぞ。って思って飛行機に乗ってTOKYOへ。
ライブの数時間前、推しのトレーディングカードを開封して並べただけなのに、首を痛めた。ちょっとこの辺りから意味のわからない身体の異変は続く。続いて、耳鳴り。数ヶ月前に突発性難聴になり、絶望していたら医療の力に救われたこともあったので、耳鳴りはちょっと本当にやめて勘弁して……と思いつつ。
卒コンが始まる前、入場する頃にはもう身体の感覚はいつもと違う感じになっていた。今の器とはペアリング解除みたいな、どこか違うところに接続されている感。アドレナリン異様に出てたんでしょうね。
白服さんが最後の挨拶で言ってたじゃないか。
tweetでも言ってたじゃないか。
「風邪ひくなよ〜!!!」って。キラッキラの眩しい笑顔で。
気合いでウイルスを封じ込めてただけだったみたいで、しっかり保菌していたようで、発熱に、関節痛に。どうやって帰ったのか本当に謎です。
結果、インフルエンザでした。びっっっくりするくらい、きつかった。コロナよりきつかった。予防接種打ったがね。なんでよ。
だがしかし、横アリの爆レスの代償と思えば全く惜しくないのであった。
あれは幻かもしれないけど、一緒に見た友だちにしつこいくらい、「あれはレスか!?爆レスというやつと認定していいのか!???」って聞いたから、そう呼ばせてほしい。 ⚠️残念ながらBlu-rayにその部分は映っていませんでした、、、やはり幻……?
推しのうち、2人が上げてくれた、お写真たくさんのブログは泣きながら読んだ。それ以外はあんまり覚えていない。多分、3日くらいはひたすらに寝ていた。熱にうなされながら。今読んでもあまりの笑顔の眩しさと幕引きの美しさに、あぁ、推せる……好きだ、、、と再確認してしまうのでブログを貼っておきますね。
推しの1人はXのプロフィールのところはまだ卒業してなくて、ちょっと面白いことになっているのでちょっと定期的に確認していきたい。
こういうところも大好きよ。まるで時が止まったままみたいで、何だか勝手にロマンを感じてしまうよ。
煎じくんも自身の聖誕祭で仰っていたが「卒業してから、一気に寂しさとか来るんだと思う」と。
わたしが一番実感したのは、新生めせもあ。ちゃんが披露された、カウントダウンコンサートでした。5人になったって、こんなにすごいライブができるんだぞ!ってビシビシ見せつけてきてくれる彼らの前で、もうステージ上にいない、大好きなひとたちのことを何度も何度も思い出しては、それはもう盛大に泣いた。申し訳ないことに3列目とか、前方の席で見てたから本当に新生めせもあ。ちゃんのやる気を削ぐとんでもないオタクだったと思う。本当にカウコンの時はごめんなさい。
正直、卒コンの3倍は泣いたわ。ごめんね。いないって実感したから。声がしない、歌割りが変わった、フォーメーションも変わったって分かったから。だけど、その分ね、新生めせもあ。ちゃんたちの本気度が痛いくらい伝わってきて、あの儀式(儀式と呼ぶな)があったから、今のわたしがあると思っています。
推しが全員卒業した1年後の今日。
穏やかな気持ちで、去年のことを振り返りながら、卒コンのBlu-rayを観ています。そして去年の自分からは全く予想していない、1年間の過ごし方になっていました。
推しが卒業して、アイドルを辞めたちょうどその時期に、とある転機があり、かなーーり長い間勤めていた職場を去りまして、初めての転職。またもや誰かに寄り添う仕事だけど、区切りがはっきりしているのと、休みが多い!休みが!!多い!連休がデフォルトである!!!(今までが少な過ぎた真っ黒職場だった)
だから……だから(?)遠征しちゃう。
何せほら、もう移動が趣味で、浪費のプロなので。(悲しい性だね)
めせもあ。ちゃん関連の友だちで、預言者のような方がいる。その子がわたしに話してくれることは大体その通りになるのである。不思議なことに。
「えー!卒業しても一緒にライブ行こうよ!○△⬜︎推したらいいじゃん。前々から推してるじゃん。行こうよ」と。ふと、とあるライブの帰り道に言われた。
実際、その通りになってしまった。
情があるからでしょ、と言われればそれまでではあるが、何と言いますか、昔から一度好きになったものを手放せない性質で。
去年、わたしが「白服さんがつくったグループだからまた遊びに来たいし、応援もしたいと思ってはいるのよ」と言うと、彼は「あの人たちがいたことは消えないからね、また来てよね、約束ね!」と言ってくれた。一番めそめそするのかなぁなんて思ってたのに。こんなにも大きくなったのね、、、と。
先週お会いした際には
「3人も推しいたのにみーーーんないなくなっっちゃったでしょ?おれのとこ来ないかなぁって思ってたの。(略)おれのとこ来てくれてよかったよ。だって白服さんやげるちゃんのこと教えてあげられるでしょ?」とさらりと言われてくらくらした。
そんなこと思ってくれてたの、、、泣いちゃうよ。
求めないよ、わたしはこのレギュレーションの変わった特典会でまた一からあなたと関係性を積み重ねていきたいから、自分からはとてもじゃないけど言えないし、お尋ねしないよ。おとなだから我慢する。(?)ちゃんと目の前の方に向き合いたい系ヒューマンなので。(?)
このあたりの話はまた、いつかちゃんと覚えておきたいから、別で書こうかな。
そう、わたしも新たな旅立ちを迎えることができたのでした。
そんな一年間を過ごさせてもらって、やっぱり、今もめせもあ。ちゃんがアイドルでいてくれること、つんく。さんに曲を書いてもらったり、アイドルドリームを更新し続けたり、とんでも演出のライブを見せてくれること、今でも名前を呼んでくれること、本当に感謝しています。
(めせもあ。が気になった方は2025年1月9日パシフィコ横浜公演にぜひお越しくださいませ、招待したい人がいっぱいいます)
そして、友だち。
いつも声をかけてくれてありがとう。お家に泊めてくれてありがとう。こんなわたしに優しくしてくれてありがとう。感謝してもしきれないです。
わたしが今日をこうして穏やかな気持ちで過ごせているのは友だちのおかげでもあります。
今、画面の中の白服さんが最後の挨拶を終え、手を振りながら、ステージから降りていきました。
元気にしてますか?筋トレとかまだしてますか?ご飯ちゃんと食べてますか?
お忙しいですか……?
時々は踊ったりしますか?
遊園地連れて行ってもらってますか?LINEブロックされてませんか🥺
たくさん、笑ってますか。
あなたたちを応援できたことは、わたしの人生の誇りです。
応援できた期間、本当にしあわせな時間を過ごさせてもらいました。
アイドルは生き様。そう教えてもらいました。
あなたたちの話す声が、歌う声が、笑う声が、踊る姿がずっとずっと大好きです。
大好きなひとたちが、今日も元気で笑って、よい日を過ごせていることを心から願っています。ずっと笑っていてね。
きっとまだまだ、旅は続くよね。ヨーソロー!