「ちびっ子」次女の育児振り返り日記 #6 異常発見
1,650gで産まれた「ちびっ子」次女の育児を振り返っての記録です。
現在2歳半、まだまだ成長曲線には入らない「ちびっ子」さんです。
長女4歳、私が36歳の時に妊活をスタートしました。
近所のレディースクリニックで半年程妊活後、
より専門的な二つ目のクリニックに転院しました。
4年ほど前の出来事になります。
検査の連続
こちらのクリニックは近代的で合理的でした。
まず、最初の周期はたくさんの検査を受けていきます。
周期のタイミングにより検査の種類は変わっていくのですが、
こちらのクリニックでの一周期目の検査では、
特段に検査での異常といえるものは見当たりませんでした。
また、この周期からはお薬を服用し始めました。
もともと周期がバラバラだったので、
お薬である程度コントロールが期待できます。
結局、この周期では妊娠できずリセットとなりました。
検査の難関「卵管造影」
2周目の検査の中で一つ大がかりな検査がありました。
「子宮卵管造影」と呼ばれるものです。
子宮と卵巣をつなげている管を卵管と呼びます。
卵管は卵子と精子の通り道であり、出会って受精する場所です。
卵管は子宮の左右両側にありますが、もし両側とも卵管が詰まっていたら、
受精することができなくなるので自然の妊娠は不可能となります。
なので、その管につまりがないか等を検査します。
事前の処置をして、ガウンを着て別室に通されます。
看護師さんより、先生が来るまで待って下さいと言われ待つ。
がぜん緊張感が高まってくる。
事前にネットで「痛い」という情報を仕入れていたので、
どれくらい痛いのかな、、
痛いのは嫌いだから早く終わってほしいとドキドキしながら待つ。
3分ほど待って、先生が現れました。
実際にレントゲンの台に横たわり、モニターも見ることができます。
合図があり、いよいよ造影剤が流されていきます。
頭の中のイメージではすんなり流れてスムーズだろうと想像している。
流れた瞬間、下腹部に重く鈍い感覚がする。
<嫌~な感覚だな>と思っていたら急激に痛みが強くなってきます。
「あたたたた」思わず小さな声が出てしまします。
モニターを見ていると片方が通っているのに、
もう片方が途中で止まっているではありませんか。
<まさか!>
痛みもひどかったのですが、痛み以上に目の前の出来事が信じられない。
というか信じたくない。
<もしかして、詰まってる?? そんな、、>
一旦中断して、先生から声がかかります。
「左は通っているのですが、右が通りませんね。」
「・・・」
「もう少し流してみるので、痛いと思いますが頑張って下さい」と先生。
「は、はい」と答える。
また先程の痛みが襲ってくるのでした。
なんとも表現しにくい、鈍く重くそして肉を割かれるような痛み。
でも痛みよりも、<どうか通ってくれ~>と祈りながらモニターを見る。
「はい、お疲れ様でした。」と先生。
<ダメだったのか、、>
モニターが見れるので、結局開通しなかったことは分かります。
検査結果
残念な気持ちでいっぱいで着替えをしていきます。
一気に不安な気持ちが出てきました。
「帝王切開でお腹を切っているから、以前と同じじゃない」
と一つ目のクリニックで言われたことを思い出しました。
片方詰まっているということは、確率が半分になるということだろうか。
自分に原因があると突き付けれれるようで気分が落ち込みました。
改めて診察室で先生からの説明を聞きます。
左側は通っているが、右側は詰まっているとのこと。
翌日に再度レントゲンを撮ること。
今回の刺激で詰まりがなくなるケースもあるとのこと。
<結構刺激を加えたから開通しているかも>
という期待を胸に翌日のレントゲン検査へ。
検査後、写真を見ながら先生からの説明と提案を聞きます。
まず、やはり右側の卵管が詰まっているので、
左側で排卵した場合のみ妊娠の可能性があることを説明される。
そして提案が3つありました。
1つ目は、このまま左から排卵されるタイミングを狙うこと。
2つ目は、卵管を開通するための手術を行うこと。
3つ目は、体外受精にステップアップすること。
私は苦しい気持ちになりました。
手術も体外受精も大変なことになったなと思いました。
この時期は焦りはあったものの、卵管の他は特段異常はない。
なので、少しの間、左からの可能性にかけてみようと思いました。
左から排卵したらきっと上手くいくという期待もありました。
結局、この周期は右からの排卵だったので不戦敗に終わるのでした。
次回はその後の治療の日々を書きたいと思います。
これからも、マイペースにこれまでの育児を振り返ったり、
日々の育児のことを綴っていきたいと思います。
また、お付き合いいただけるとうれしいです。
お読み下さりありがとうございました。
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