#404 特別感

早明戦当日。国立競技場のあるJR千駄ヶ谷駅周辺は早明戦を観に来ているお客さんでごった返していた。千駄ヶ谷駅のホームから改札に出るまでも中々前に進めないばかりの人。改札を出た駅前も進むのに一苦労な人混み。
初めてみる光景に僕は驚きと共に、この大舞台を目指せる環境にいれることに感激した。
早慶戦、早明戦の時は各大学の新聞部が特集の新聞を発行し、配布。
早明各校の新聞受け取りにも人が群がっていた。
試合の展望や注目選手の特集そして今シーズンの戦いぶり等、無料で配布されるものとは思えないクオリティー。
こうしたことからも早明戦という1試合の特別感が伺いしれた。
対抗戦優勝が掛かった全勝対決がより一層、今回の早明戦の注目度を高めていたことに間違いない。
国立競技場に着くと、その周囲もたくさんの観客及び関係者で埋め尽くされていた。
競技場内に入るにも時間を要した。
初めての国立競技場。そして埋め尽くされ超満員の大観衆を目の当たりにし感動を覚えた。
大学ラグビーの大一番を前に場内は期待感が充満していた。
両校のラグビージャージを着たり、旗を持った観客が大勢見受けられた。
試合開始の14時が近づき、両校入場。場内の歓声のどよめきが増した。
主将を先頭に緊張感を漂わせ姿を見せた両校フィフティーン。
いよいよ決戦の時が来た。
続く…

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