コロナ禍でも安全!音楽の授業「表現」5年生・ビリーブなど
1 コロナ禍でできないこと
・飛沫を飛ばす行為→歌、リコーダー、鍵盤ハーモニカ・・・
これらがなかなかできなくなり、どうやって音楽の授業を進めたら楽しめるだろうか?
と悩んだ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
「歌わずに、歌の表現について考える」
「有名アーティストの映像をみて、なんかちょっと楽しい」
そんな授業を提案します。
スライドも併せてつくってみたので、オンラインでも出来ちゃいそうです。
2 授業の進め方
まず、
「『表現』ってどうやったらええねん・・・」
「なにが正解かわかんなくて、手をつけられない・・・」
「なんかはずかしい・・・」
という気持ちをバサッとなくすために、導入はここからはじめてみます。
「こんなにやっていいんだ!やってみよ!」
と思えるようにすることが目的です。
ちょっと、とっぴなアイディアかな?と思いますが。どうでしょう。
まず、本家のKing Gnuさんの「白日」演奏を鑑賞します。
多くの子供たちが聴いたことはあると思いますが、ここで「全員知っている」という状態にきちんと揃えてから始めるという配慮も、大事だと思います。
続いて、そんな誰もが知っている「白日」を、
まるで違う曲のように
まるで自分の曲のように
とびっきりにアレンジし、表現の工夫をたくさん加えて演奏している・・・
広瀬香美さんの「白日」を鑑賞します。
YouTubeで2曲とも聴くことができるので、プロジェクターとBluetoothスピーカー等で、映画館のように見ることができると、より気分が高まります。
(学校でYouTubeで曲が聴けるってだけでも、興奮しそう)
この御二方の演奏から、
「どんな感じがしたか」「何を変えていたのか」
を子どもたちのつぶやきから拾い、
ここから、教科書の学習につなげていきます。
「音楽を形づくる要素」
にも、きちんと触れて、この観点をもとに
今度は自分たちで表現を考えていこう、という方向に導きます。
ここまできればきっと
「こんなにかえちゃってもいいんだ!?」
「なんかたのしそう」
という姿が見られるのでは・・・・・・?
(広瀬香美さんは「原曲のやんちゃでロックな感じを分かりやすくした」と仰っているので、本来同じものを表現しているのかもしれませんが、すごく違うように感じられます・・・)
次のスライドを提示したまま、
歌詞カードや楽譜を配布し、書き込んでいきます。
私は、楽譜にはどんどん書き込みをして、
イメージを膨らませたり、
次の時間にも考えを残したりすることが大切だと考えています。
歌の練習の際にも、もちろんたくさんの書き込みをしています^ ^
たとえば「ビリーブ」で授業を行う際なら
まず歌詞を読んでから、考えられるように
次のように歌詞だけのものを用意しておくとよさそうです。
「この言葉を大切にしたい」
という思いを持つことができれば、
より表現しやすくなります。
さいごに、
書き込みをした自分だけの
「オリジナル楽譜」または「オリジナル歌詞カード」を
友だちと共有し、
「どうしてここは、ピンク色の感じなの?」
「ここを強く歌うの、私も同じ!」
「そこをささやく感じにするの、おもしろいね。」
など考えを伝え合います。
そうすることでよりよい表現の仕方を知ったり
自分だけの良さを見つけたりすることができそうです。
クラスのみんなで考えをまとめて、
みんなで歌ってみる
いろんな人の表現を体験してみる
というのもおもしろそうです。
3 たむらまろでも・・・
加藤は「テンポを急速に上げたい」
私は「そのままがいい」など考えがずれることがあります。
その際も、どちらも試してみて、良い感じのした方を採用する。
ということは、よく行っています^ ^
"線路は続くよどこまでも"は、
敢えてピッチを下げた方が落ち着いた感じがする。
ピッチを上げると、近未来感が出るから、
その時のお客さんに合わせて変えよう。
なんてことも話したことがありました。
4 おわりに
と、ここまで提案してみましたが、いかがだったでしょうか。
あくまで提案ですので、ご意見いただけると嬉しいです^ ^
スライドを使いたい!なんて方がいらっしゃれば、
一言その旨コメントいただければと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。 阿部
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