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神社へお参りに
神社へお参りに行ってきた。私は仏教徒なので、初詣など神道関係の行事に参加することはほぼない。ただ、行った先に神社などがある場合は、その土地におじゃまさせていただく者としてお参りをすることがある。今日訪れた神社へは何度目かの訪問になる。
なぜその神社に何度も行っているのかというと、2023年に半年ほどかけて、土地を取材して短編小説を書いていたためだ。「星々ワークショップ2023」というオンラインの小説創作講座に参加して書いていた。
小説を書くためにその土地を何度もうろうろさせてもらうのだから、土地の神さまにごあいさつしておくものだろうと思ったのだ。うろうろの模様の一部は以下の記事にある。一言で言えば、うろうろしまくって本格的に迷子になった。
この時に書いた作品は、ありがたく優秀作として選んでいただき、「星々 vol.4」に掲載された。そのご報告に行かなくてはと思っていたのだ。だが、年初の地震もあり、その後は私がだらだらしていたせいで、ここまで遅くなってしまった。
最初に書いたように初詣に行かない者なので、参拝の作法がいまだに曖昧である。今日は手水舎を見つけられずに参道を進んでしまい、そのまま参拝を終えて降りてきたところで手水舎の存在に気付いたりした。駄目だ。申し訳ありません。
願えば叶うことばかりではないというか、願っても叶わないことばかりである。その願いが叶うのか叶わないのか、人が予測することはきっと難しい。だからこそ、最後は神に頼むのだろう。人ではわからない領域のことだから、人ではない存在に任せてしまうしかない。「私にはこういった願い事があるのでよろしくお願いします」と、一言お伝えしておく。願いがあることを聞いたからといって、神がそれを叶えてくれる保証などない。だけど、やるだけのことをやって、神頼みまでしたのだという事実が、自分を少し落ち着かせる。
小説が書けました。優秀作に選んでいただきました。また頑張って書きます。そう心の中で言葉にして、どこか遠くにいるであろう神さまに届くように願う。そこからは、願いとして明確になった思いを胸に、自分にできることを粛々と行っていくのみである。
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