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いい予感

とあるグループのことを思いだしていたら、そのしばらく後に、そのグループからDMが届いていた。こういった予感のようなものが、頭に浮かぶことが時々ある。

ここでその現象を「虫の知らせ」と書こうかと思ったが、調べると、虫の知らせは「悪い予感」を意味するそうだ。

これら「虫」の付く言葉の多くが悪い事柄に用いられるのは、生まれた時から人体に棲み、人が眠っているすきに体内から抜け出して、その人の罪悪を天帝に知らせるという道教の「三尸(さんし)・三虫(さんちゅう)」に由来するためと考えられる。

語源由来辞典
https://gogen-yurai.jp/mushinoshirase/

では「いい予感」を表す言葉はないものかと調べていて、思い出した文言があった。「愛媛の伊予柑 いい予感」である。このフレーズを繰り返すCMソングがあったのだ。ちょっと待て、それはいつの話だ。検索してみた。どうも1980年代のCMらしい……。公式ではないのでリンクは張らないでおくが、YouTubeに動画がある。歌は女性だが、最後のナレーションの声は古谷徹さんではないかとの書き込みも発見し、聞いた感じそのように思える。

このキャッチフレーズ、今も残ってはいるようである。1月14日が「伊予柑、いい予感の日」なんだそうだ。

あれ、私は何が書きたかったのだ。そうだ、予感について書きたかったのだ。

予感というと、どこかスピリチュアルな響きもあり、実際、そのような感覚を持っている方もいるのだろうと思う。ただ、それは何か天性のものや霊的なものだけではなく、後天的に身に付くこともあるのではないかと感じる。例えば、普通に因果関係で起こる出来事の中で、こうしたらいい結果になった、ということを覚えておく。すると、その覚えていた出来事と似たような前触れに接した際に、「これはこの後いいこと来るやつだ!」と、前もって気付くことができる。これを予感と呼んでもいいのではないか。

反論は受け付ける。しかし、こうしたらいいことが起こる、というパターンを複数持っておくことは、自分からいいことを作りに行ける手段の一つとなる。持っていて損になることはないと思うのだ。そして「いい予感」を察知できた自分が、何かちょっといい感じに思えるではないか。


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大場さやか
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