何が起こるかわからない
喉に違和感がある。風邪を引いてしまっただろうか。それとも。
不特定多数が行き交う場所ではマスクを付けていた。もうマスクを付けていない人のほうが多い中を、である。新型コロナウイルス感染症も、インフルエンザも怖い。何しろ秋は文化系のイベントが多くて、予定が詰まっているのだ。寝込みたくない。なのにもしかしたら、感染症の類いにかかってしまったのかもしれない。
気を付けていても、どうしようもないことはある。予防してもしきれないし、予習しても授業ではやらないし、予想は外れ、予定は変更される。自分の力だけでは貫き通せないことが多過ぎる。誰かの力が共にあったとしても、人の力が及ばない領域だってある。
そういった大いなる力のようなものに、思っていたのと違う状況を与えられてしまった時は、粛々とそれに従うより他ない。逆らえるくらいなら、最初からその状態にはなっていない。せめて、その災難が一刻も早く自分から過ぎ去ってくれるように、できそうなことは全てやってみるのみだ。
災難は誰にも時々訪れる。でもそんなことでも起こらないと、人は思い上がってしまうのではないだろうか。何事だって、自分達の作ってきた物事を使って都合のよい感じに変えていける。そんな勘違いをしてしまうのではないか。
思い上がるな、という天の声が聞こえるようだ。今夜は早く眠ろうと思う。
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