【1989年100日旅】67日目。ロストック
1989年6月11日は旅の67日目。バルト海に面した港町ロストックへ。ここへはストックホルムかコペンハーゲンから船で来るルートもあるようだけれど、ソ連の東ドイツ大使館でビザを取るのに、パラストホテルの予約を見せるのが早かったのかもしれない。ロストックは東ベルリンよりも、テレビで見たデンマークに似ていると感じた。実際、地理的にもベルリンよりデンマークに近い。
デンマークに似ていると思ったのは、テラスハウス式に細長い家がぴったりとくっついていたから。ロストックの家は、建て終わった後にペタッと前面に壁をつけたような作りをしていて、絵本の家のよう。色もおかしのようだった。トップの写真はそのロストック家。借り物の写真なので冬景色だけれど。
ロストックのホテルはバルナウホテル。英語がまったく通じず、ロシア語のほうが通じた。ホテルのレストランは寂れていて、品切ればかり。ロシア語のメニュー表があって、ヤイツォー(ロシア語で卵)スープというものを頼んだら、ものすごく塩辛いコンソメに、生卵を落としただけのものだった。食事がすべて塩辛かった。我が家ではしばらく塩辛い食事を食べるたびに「ヤイツォースープ、覚えてる?」と話題にした。
そんな感じの67日目。旅は残り33日。
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