読書記「休むヒント。」
一時期悩まされていた睡眠不足も解消され、毎日しっかり休めているさやかさんです、こんばんは。
個人的読書週間2冊目は、群像編集部が編集したオムニバス形式の「休むヒント。」です。
私は2ヶ月ほど前に東京に遊びに行った際、しかも、スパラクーアというリゾート温泉施設で、この本に出会いました。
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000387168
スパラクーアには、自由に読める本がたくさん置いてあります。
このゆるい表紙に誘われて手に取ったところ、いつも見ているYouTuber集団・QuizKnockの伊沢拓司さんも寄稿していたので、読んでみることにしました。
休むことに対する不安
普段忙しくしているからこそ、ふっと休みになるとそれを最大限活用しなければという焦りに駆られたとのこと。
高校生の頃から活躍していて、頭も良くて、それでいて大成功しているような人でも、焦りや不安を感じたり、トラウマのような経験があったりするのは意外に感じました。
客観的には、普段忙しいならゆっくりすればいいのに、と思ってしまいますが、「仕事をしている方が安心」という気持ちもよく理解できてしまいます。
人は休むのが苦手だとか。以前読んだ本の内容とも繋がりますし、マルクスの「資本論」で言われているように、労働者たるものの運命なのでしょうか。
とあるきっかけで「休み方」を思い出す
そんな折、ひょんなことから訪れたレストランで、伊沢さんは休み方を思い出すことになります。
時間の主導権を誰か(何か)に渡すことで見えてくる、聞こえてくる、感じられる世界があることに気がついたそう。
それからというもの、仕事の予定を入れない日を設けて、「休み」を楽しんでいるみたいです。30歳の時点で休み方を知ってるなんて、羨ましいと思ってしまいます。
サクッと読めるエッセイ
1人あたり数ページと、10分くらいで気軽に読めるので、本が苦手な人や時間がない人にもおすすめの本となっています。
忙しい人こそ、時間を取って"休む"ということについて考えてみてはいかがでしょうか。
何かヒントが得られるかもしれません。